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奨学金を「400万円」借りたけど返還が難しい…どんな対処法があるの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月20日 11時20分

奨学金を「400万円」借りたけど返還が難しい…どんな対処法があるの?

大学進学時などには奨学金を借りて進学するケースも多く、大学を卒業した後に奨学金を返還していきます。しかし、社会人になった後の経済状況などによっては返還が難しく、奨学金の返還をしていると日常生活がままならなくなる可能性もあるでしょう。   本記事では就職後に学生支援機構で借りていた奨学金の返還が難しくなったらどうすれば良いかについて解説します。

奨学金の返還はいつから始まる?

奨学金の返還は卒業後すぐに始まるわけではなく、貸与終了の翌月から数えて7ヶ月目に始まり、3月に貸与終了した場合は10月からの返還です。返還方法は基本として、奨学金を借りていた口座から口座振替で返還していきます。
 
奨学金の返還期間は最大で20年間になっていますが、具体的な返還期間は借りた奨学金額などによって異なるので注意しましょう。就職してすぐに返還が始まらないことから、就職して自分で給料の使い方などを考えながら奨学金の返還金をどうやって工面するか考えることが大切です。
 

奨学金の返還が難しくなるケースはある

奨学金の返還額は在学中に借りた奨学金額によって異なりますが、借りた奨学金額だけでなく返還期間によっても変動します。例えば就職して1人暮らしを始めた場合など、自分で思っていたよりも経済的な余裕がないケースは少なくありません。
 
結果として奨学金の返還が難しくなって、中には奨学金の返還を放置してしまう人もいます。しかし、奨学金の返還が難しくなったからと放置するのはリスクが高いので、返還が難しくなった段階で日本学生支援機構に相談するのがおすすめです。
 
延滞をする前に相談をしていれば対処できても、延滞してしまうと選択肢が少なくなって対処できなくなります。奨学金の返還が難しくなった場合の対処方法についても解説するので、参考にしてください。
 

減額返還制度や返還期限猶予を申し込む

減額返還制度や返還期限猶予を申し込んで、毎月の返還負担を少なくしてその間に奨学金を返還できる状態を整える方法です。どちらの方法も災害・傷病・経済困難・失業などの返還困難な事情が生じた場合のみ申し込みができます。
 
減額返還制度は一定期間返還額を少なくできるのが特徴であり、毎月の返還負担を少なくしながら無理のない範囲での返還が可能です。1回の申し込みで適用される期間は12ヶ月で最長180ヶ月まで延長が可能です。
 
返還期限猶予は申し込みをして認められれば、認められている期間は奨学金の返還をしなくても問題ありません。ただし、返還自体がなくなるわけではなく、猶予された月数分は返還終了年月が延長されます。
 

返還期間の変更をする

奨学金はどれくらいの期間で返還するか貸与総額によって決定されるため、基本的には貸与総額が多ければ期間が長くなって少なければ期間が短くなる傾向にあります。しかし、奨学金の返還期間は変更が可能であり、返還期間が長くなれば毎月の負担も少なくなるでしょう。
 
条件としては返還中の奨学金が2つ以上あって、一度も延滞していないことが挙げられます。注意点としては返還期間を延長すれば、利息が増えて総返済額が増える点です。返還を延滞していると申し込みができなくなるので、延滞する前に日本学生支援機構に相談しておきましょう。
 

まとめ

奨学金は就職後すぐに返還が始まるわけではないため、就職して返還が始まるまでに返還する準備をすることが大切です。
 
しかし、奨学金の返還が難しくて困ってしまうケースは多く、放置するのではなくしっかりと対策について考えなければなりません。自分にとって適している方法はどんなものがあるかについて判断することが重要です。
 

出典

独立行政法人日本学生支援機構 返還について
独立行政法人日本学生支援機構 返還を待ってもらう(返還期限猶予)
独立行政法人日本学生支援機構 月々の返還額を少なくする(減額返還制度)
独立行政法人日本学生支援機構 返還機関と月賦金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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