ついに登場!ジムニー初「5ドア」が公開。ロングボディーに期待値MAX!
ファイナンシャルフィールド / 2023年2月22日 2時0分
![ついに登場!ジムニー初「5ドア」が公開。ロングボディーに期待値MAX!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_188086_0-small.jpg)
スズキがほこる小型オフロード四駆車「ジムニー」に、待望の5ドアバージョンが登場!インドで行われた「AutoExpo2023」にて、新型車として世界初公開されました。 最大の特徴は「3ドアから5ドア」へドア数が2枚増えたこと。気になる特徴をピックアップして解説します。
日本でも待ち焦がれている5ドア仕様がインドで初登場
1970年から市販されているロングセラーのジムニー。実はこれまで5ドア仕様は存在せず、日本をはじめ市場では待ち望む声がやみません。待望の新型車の特徴についてご紹介します。
従来車より全長は約43センチメートル長いロングボディー
新型ジムニーの基本仕様は以下のとおり。
ボディサイズ | 全長3985ミリメートル×全幅1645ミリメートル×全高1720ミリメートル ※ベース車比較で全長は435ミリメートルアップ(ホイールベースは340ミリメートル) |
エンジン | 1.5リッター(ガソリン) |
トランスミッション | 4速AT or 5速MT |
※執筆者作成
5ドア仕様車のベースは普通車サイズの「ジムニー・シエラ」ですが、ジムニー・シエラよりも435ミリメートル長く、全長3945ミリメートルのロングボディーになっています。
内外装に大きな変化なし|サイズ特化の変更に感じるスズキの先見の明
新型車というと内外装の大幅変更がイメージされますが、5ドア車には大きな変更は加えられていません。グリルにメッキパーツを装備するなどの変化はあるものの、2ドア追加以外のメジャーチェンジはありません。大幅な変更がないのは、ジムニーがすでに市場にて一定の評価を受けているから、ということも考えられます。
2019年にウォルターインターナショナルが女性1150名を対象におこなったアンケート調査において、「彼氏 or 旦那にもっとも乗ってほしい軽自動車は?」の質問の回答は以下のとおりです。
第1位:ジムニー
第2位:N-BOX
第3位:ハスラー
5ドアのジムニーは、利便性がさらに向上することが予想され、より一層市場の支持を集める可能性があります。
ここにスズキの先見の明が感じられます。現行車および5ドア車のベースであるジムニー・シエラは「2年の納車待ち」と言われることがある人気車。乗り心地アップを望む声はあるものの、すでにデザインや走破性において高い完成度をほこるモデルであるため、大幅なチェンジは必要ないのです。
ベース車の特徴を最大限残しつつ、5ドアにしてユーティリティーを図ったスズキは「さすが」と言える判断を下したと言えるでしょう。
オフロードの枠を超える新しいジムニーの乗り方が可能に
5ドア車の悪路走破性は従来車と遜色なく、相変わらずオフロード走行を得意としています。ランプブレークオーバーアングルがベース車の28度から24度に、アプローチアングルが40度から36度に落ちたものの、無理に攻めなければ腹下にダメージを受けるリスクはありません。
ジムニーはオフロードでの走破性が特に魅力とはいえ、今回の5ドア車登場により、新しい乗り方も生まれる可能性があります。後席へのアクセスやラゲッジスペースのユーティリティーが確保されたこと、またベース車のジムニー・シエラの排気量に余裕があることなどを踏まえると、オンロード車やファミリーカーとしての使い方も視野に入りそうです。
日本での販売は未定…
残念ながら現時点で日本における5ドア車の発売予定は発表されていません。当面は生産拠点のインド国内およびアフリカや中南米への輸出に限定されます。
日本では当面、納車待ちが続いている現行3ドア車の生産に注力されるでしょう。向こう1~2年は国内工場での生産は期待できないかもしれません。スズキの続報が待たれます。
なお気になる販売価格ですが、インド国内では110万ルピー(約174万円)で予約可能です(需要により変更あり)。では仮に国内販売が決定したらいくらになるでしょうか? ベース車のジムニー・シエラ(3ドア)が税込み186~208万ほどであることを考えると、サイズが大きい分少し上乗せして、200~250万円あたりが妥当と思われます。
5ドア車登場で3ドア車にポジティブな波及効果が!?
5ドア仕様の登場は、ジムニストにとって別のよい側面を生み出す可能性があります。
長年待望されてきた5ドア車の登場により、顧客の注目が3ドアから5ドアへと向けば、3ドアへの需要が少なくなることが予想されます。それにより中古車価格がダウンするか、早期納車が実現する見込みも。
3ドア車も愛してやまないジムニストにとって、5ドア車登場はさまざまなニュアンスをもつ朗報と言えるでしょう。
出典
ウォルターインターナショナル 「軽自動車に乗る男性」に関するアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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