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「ゴールド免許」で旅行や食事が割引に! 無事故・無違反で特典が受けられる「SDカード」について解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月21日 23時20分

「ゴールド免許」で旅行や食事が割引に! 無事故・無違反で特典が受けられる「SDカード」について解説

運転免許証を所持している人で無事故・無違反の期間が1年以上ある場合にSDカードを発行すると特典が受けられることをご存じでしょうか?   普段買い物に行く店舗が割引で利用できたり、金利が優遇されたり、さまざまな優待がある「SDカード」について解説していきます。

ゴールド運転免許証の人が発行できるSDカードとは

SDカードとは安全運転者(Safe・Driver)であることの誇りと自覚を象徴するカードです。免許証を持っていて無事故・無違反の期間が1年以上ある人なら、誰でも発行が可能となり、SDカードを利用してさまざまな店舗で優待を受けられます。
 
無事故・無違反の期間によってSDカードの種類が変わり、一部の店舗はカードの色によって優待内容が異なる場合があります。無事故・無違反の期間とSDカードの種類は図表1のとおりです。
 
図表1
 

無事故・無違反の期間 Dカードの種類
1年以上2年未満 グリーン
2年以上4年未満 ブロンズ
4年以上10年未満 シルバー
10年以上20年未満 ゴールド
20年以上 スーパーゴールド

 
自動車安全運転センター SDカード概要より筆者作成
 

SDカードの優待店

SDカードを発行して対象店舗で提示すると、図表2のような優待が受けられます。
 
図表2
 

業種 全国(東京) 優遇内容(一例)
金融機関 1120店舗(26店舗) マイカーローン金利0.2%割引
ガソリン 741店舗(1店舗) ガソリン・軽油1円/L割引
引越し・運送 466店舗(33店舗) 基本料金20%割引、梱包材プレゼント
旅行・宿泊 787店舗(6店舗) 宿泊料金7~26%割引
飲食店 1032店舗(3店舗) 飲食代10%割引
レジャー・観光 1492店舗(119店舗) 入場料等300円割引
ショッピング 4386店舗(350店舗) 料金10%割引

 
自動車安全運転センター SDカード優良店検索より筆者作成(2023年2月現在)
 
この他にも資格取得のためのスクール、不動産賃貸、冠婚葬祭で利用できる店舗もあります。金融機関では大手銀行は対象になっておらず、東京都では山梨中央銀行、滋賀銀行、徳島大正銀行、阿波銀行が対象です。
 
また、東京都の優待可能なガソリンスタンドも大東実業株式会社のみが対象となります。ショッピングではAOKIや洋服の青山などの紳士服の店舗がありスーツを購入する機会がある人は10%割引が受けられます。
 
提携店舗は多くありますが、大手の金融機関や大型店舗では対象となっていないところがあり使い勝手がよいとはいえません。しかし使う予定のある店舗やよく行く店舗が対象になっている場合は得といえるでしょう。
 
SDカードそのものには有効期限がありませんが、優待を受けられる期間は決まっており「カード発行から1年間」と定めている優遇店が多いため、利用前に確認すると安心です。
 

SDカード発行方法

SDカード発行方法は主に以下の3通りです。SDカード発行には670円の手数料がかかります。
 

●自動車安全運転センターの専用のアプリで申請
●自動車安全運転センターの窓口へ直接申請
●近くの警察署、交番、駐在所にある申込用紙で申請

 

SDカード申請書類の取得方法

申請書類は無事故・無違反証明書または運転記録証明書が必要となります。書類の発行方法はそれぞれ以下のとおりです。
 

自動車安全運転センター

Webサイトから無事故・無違反証明書または運転記録証明書を申し込みます。このとき1年以上事故や違反の記録がない場合に、証明書と一緒にSDカードも発行されます。手数料は以下の3つの払い込み方法から選択が可能です。
 

●振込用紙で払い込み
●専用の申請アプリで払い込み
●直接自動車安全運転センターの窓口で払い込み

 
申込日から約2週間で証明書と一緒にSDカードが郵送されます。また、自動車安全運転センターの窓口で直接申請した場合は約1週間で郵送となります。
 

近くの警察署、交番、駐在所

インターネットが利用できない人は近くの警察署、交番、駐在所に証明書申込用紙が備え付けてあり、申し込めます。証明書申込用紙に必要事項を記入すると、無事故・無違反証明書または運転記録証明書の発行が可能です。
 
その後手数料を添えてゆうちょ銀行・郵便局から申し込むか、自動車安全運転センターの窓口に直接申し込むと、約2週間で郵送されます。なお、ゆうちょ銀行・郵便局から申し込む場合は、別途払込料金が発生します。
 

普段利用する店舗がある場合はお得

前述したとおり、SDカードの対象店舗は多くありますが、大手の金融機関や大型店舗では対象となっていないところがあり、使い勝手がよいとはいえません。
 
しかし普段買い物に行く店舗が対象になっている人は、発行しておくと得といえるでしょう。また旅行を計画している人は、旅行先の宿泊施設が利用できるか確認しておくと、お得にホテルに宿泊できる可能性もあります。発行手数料もかかるため、利用頻度を考えてから発行するとよいのではないでしょうか。
 

出典

自動車安全運転センター 運転経歴に係る証明書

自動車安全運転センター SDカード概要

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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