おひとりさまの生命保険。見直すならどんなところをチェックするべき?
ファイナンシャルフィールド / 2023年2月26日 3時0分
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「おひとりさまだから、生命保険に加入しなくてもよい?」「おひとりさまが生命保険を見直すポイントはどこ?」など、おひとりさまの生命保険について疑問をもつ人も多いでしょう。生命保険の見直しは、扶養している家族の有無などそれぞれの状況に応じた生命保険を見極める必要があります。 そこで本記事では、おひとりさまが生命保険を見直す場合のポイントについて解説します。おひとりさまにおすすめの保険内容も紹介しますので、参考にして将来の不安に備えてください。
おひとりさまの生命保険の見直しポイント
生命保険は、生活や将来のさまざまなリスクへの備えです。主に病気やけがをした際の治療費や死亡した際の保障、働けなくなった場合の生活費保障などがあります。
また、おひとりさまといっても扶養すべき家族がいる場合といない場合では、必要な保障が違うため不要な生命保険に加入したままのケースもあるでしょう。本項目では、おひとりさまの生命保険の見直しについて、どのような部分をチェックすべきかを見ていきます。
扶養する家族はいるか
おひとりさまとはいえ、親・兄弟・子などを養っている人もいます。その場合、自身が亡くなった際に家族が保険金を受け取れる「死亡保険」があるとよいでしょう。一方、扶養する家族がいない場合、多額の死亡保障は必要ありません。
働けなくなった際の生活費を蓄えているか
病気やけがで働けなくなることも考えられます。貯蓄が少ない場合、「就業不能保険」を受け取れる生命保険に加入することで、収入が途絶えた際の生活費に充てられます。ただし、会社員や公務員の場合は傷病手当金があるので、足りない部分を補う程度でよいでしょう。
公的な保障がどれくらいあるか
会社員や公務員であれば、傷病手当金や出産手当金といった公的な保障が受けられます。そのうえ、厚生年金もあり、老後に受け取れる保障も充実しているでしょう。
一方、自営業者は上記のような手当金がなく、年金も国民年金のみのため受給額も多くありません。貯蓄がなく、老後に使えるお金が不足していると感じた場合は、おひとりさまであっても保険でカバーするのがおすすめです。
おひとりさまに向いている生命保険
生命保険でお金の不安に備えたい場合、おひとりさまに向いている保険に加入するとよいでしょう。本項では、おひとりさまと相性のよい生命保険について解説します。
また、男性と女性では備えておくべき保障が違うため、その点についても確認しましょう。貯蓄が十分でなく、生命保険でリスクや不安に備えたいおひとりさまは参考にしてください。
医療保険やがん保険で病気に備える
おひとりさまも、医療保険やがん保険に加入して備えましょう。特に貯蓄が多くない人にとっては、医療費を生命保険でカバーできて安心です。女性の場合は、乳がんや子宮頚がんなどの女性特有の病気に備えられる保険へ加入してもよいでしょう。
しかし、健康保険に加入している人であれば、「高額療養費制度」が利用できます。高額療養費制度とは、1ヶ月間に支払う医療費が上限を超えた場合、超えた分が支給される仕組みです。上限の医療費は年齢や所得などによって変化します。
貯蓄がなく、高額療養費制度だけでは医療費をまかなえないと感じたおひとりさまは、医療保険やがん保険の加入で病気に備えるとよいでしょう。
貯蓄目的の終身保険
おひとりさまの場合、貯蓄目的の終身保険への加入もおすすめです。終身保険は、保険料の払込期間終了後、支払った保険料よりも多くの解約返戻金が戻ってくる場合もあり、貯蓄性が高い保険です。老後資金が不安な場合の備えや、自分の死後に残された親・兄弟・子どもといった家族への保障にもなるでしょう。
しかし、保険料の払込期間が終了するまでは、保険料総額より解約返戻金のほうが少ないため元本割れの期間が長くなるので、解約を検討する際には注意が必要です。また、インフレに弱いなどといったデメリットもあります。
見直しておひとりさまに適した生命保険を選ぼう
おひとりさまの場合、必要ない生命保険に加入している可能性があります。特に、死亡保険は不要または少額であるケースが多いです。
医療保険やがん保険なども、自身の貯蓄が十分にあれば、加入せずとも問題ないケースもあります。自身の状況と照らし合わせて見直し、自分に適した生命保険を選びましょう。
出典
厚生労働省保険局 高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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