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棋士の「賞金」はどのくらい? 竜王戦は「4400万円」という結果に!

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月26日 11時30分

棋士の「賞金」はどのくらい? 竜王戦は「4400万円」という結果に!

藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖を併せて5冠)の活躍や将棋界のレジェンド羽生善治九段の復活など、将棋界は大きな話題を集めています。その際に、タイトル戦などの賞金について気になる人もいるのではないでしょうか?   そこで本記事では、主な収入源について見ていくと共に、賞金などがいくらなのかについて紹介していきます。

棋士になるためには?

棋士になるためには棋士養成機関である奨励会に入会し、一定の年齢までに四段に昇段しなければいけません。奨励会は6級から三段までで、四段に昇段するとプロの棋士となります。
 
奨励会に入れたとしても四段に昇段するのは狭き門なので、棋士になるのは相当の努力だけでなく、時には運も必要だといわれています。
 

竜王戦の優勝賞金は4400万円!

棋士の主な収入源はタイトル戦などの賞金や対局した際に受け取れる対局料、指導料などです。特に賞金によって棋士の収入は大きく変動します。一般公式戦と8大タイトル戦があり、勝ち続ければ対局料も増え、タイトル挑戦や準優勝、優勝をすると賞金も受け取れます。強い棋士ほど年収は多くなると言えるでしょう。
 
優勝賞金が最も高いのは竜王戦です。優勝賞金は4400万円で、7番勝負の敗者でも1650万円を受け取れます。また、竜王戦はランキング戦が6組から1組までと、決勝トーナメントによって挑戦者を決めます。ランキング戦6組の優勝賞金は94万円で準優勝賞金は21万円、5組で157万円と42万円、4組で209万円と53万円、3組で261万円と63万円、2組で366万円と94万円、1組は470万円と116万円です。
 

トップ棋士は1500万円超!

トップ棋士の獲得賞金と対局料のベスト10は日本将棋連盟の公式サイトに公表されています。2022年の1位は1億2205万円です。2位7063万円となっています。また、獲得賞金・対局料ランキングの10位は1580万円です。
 
ランキングトップ10に入ると賞金と対局料だけで1500万円を超えるとわかりました。国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は443万円なので、トップ棋士の収入はかなり高いと言えそうです。
 

四段に昇段できなくても棋士になれる可能性も

奨励会で一定の年齢までに四段に昇段できない場合は退会となり、プロの夢は断たれてしまいます。
 
しかし、アマチュアや女流棋士からプロになる道もあります。それが棋士編入試験です。一定以上の成績を収めたアマチュアや女流棋士が試験を受けることができ、四段の現役棋士相手に5局中3勝をあげると棋士になれます。
 
また、棋士になる以外にもYouTubeなどで棋譜の紹介や解説をする人も増えています。棋士になれなかったとしても、将棋に携わる方法が増えているようです。

棋士は厳しいが夢のある職業

本記事では、主な収入源について見ていくと共に、トップ棋士の年収がいくらなのかについて紹介してきました。
 
トップ棋士は1億円を超えるなど、夢のある職業だと思います。また、このランキングは獲得賞金と対局料のみの金額なので、CM出演や本の出版、将棋教室など、その他の収入を合わせるとさらに多くの金額になることも予想されます。
 
しかし、棋士になれるのは一握りの人たちで、トップ棋士になるのはさらに難しいです。夢もあり、厳しくもある将棋界ですが、だからこそしっかりとした待遇であってほしいですね。
 

出典

公益財団法人日本将棋連盟 2022年獲得賞金・対局料ベスト10
国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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