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どんな業種でも重宝される「ポータブルスキル」とは? 習得する方法も紹介!

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月5日 8時0分

どんな業種でも重宝される「ポータブルスキル」とは? 習得する方法も紹介!

どのような業種でも重宝されるポータブルスキルが注目されています。しかし「ポータブルスキルってどのような能力なの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ポータブルスキルの概要、注目されている理由、身につける方法を説明します。

ポータブルスキルの概要

ポータブルスキル(Portable Skills)とは、業種や職種が変化しても持ち運び可能な職務遂行上の能力をいいます。厚生労働省では、ポータブルスキルの要素を「仕事のし方(対課題)」と「人との関わり方(対人)」に分類しています。
 
仕事における工程のどの部分が得意かを見るのが「仕事のし方(対課題)」です。「現状の把握」「課題の設定」「計画の立案」「課題の遂行」の4種類が定められています。
 
マネジメント、経営層、上司など全方向の対人スキルを見るのが「人との関わり方(対人)」です。「社内対応」「社外対応」「上司対応」「部下マネジメント」の3種類が定められています。
 

ポータブルスキルが注目されている理由

ポータブルスキルが注目されている理由に「企業の利益追求」があります。社会環境が目まぐるしく変化しても、企業は利益を確保する必要があり、そのためには汎用的なポータブルスキルを備えている人材の確保が重要といえるのです。
 
具体的な社会環境の変化として「終身雇用の崩壊」「グローバル化とIT化の加速」が挙げられます。他にも、新型コロナウイルスの流行に伴う在宅ワークの推進は記憶に新しいところです。対話型AIをはじめとしたAI技術により、仕事の進め方自体が大きく変化する可能性もあるでしょう。
 
そのような現代において、社会的背景にポータブルスキルは左右されづらいため、企業にとって優先度が高いと考えられています。
 

ポータブルスキルを身につける方法

体表的なポータブルスキルとして「思考力」「課題解決力」「交渉力」「曖昧力」などがありますが、身につけるには以下2つの方法が考えられます。
 

●研修
●共有

 
厚生労働省の委託事業として、一般社団法人人材サービス産業協議会(JHR)がポータブルスキル活用研修の講義者用テキストを無料公開しています。そのなかで、「講義スライドの注意点」なども詳しく解説していますので、ポータブルスキルの理解を深める研修に活用できるでしょう。
 
また、「どのような場面でどのようにポータブルスキルを活用しているのか」を社内で共有することにより理解が進みます。共有方法としては、社員がデータベースに自由に入力したり、定期的にチームリーダーが事例をまとめたりといった方法が考えられます。
 
なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)内のページで、「ポータブルスキル見える化ツール」が提供されていますので、到達度の測定に役立つでしょう。
 

まとめ

今回はポータブルスキルについて解説しました。汎用的なポータブルスキルは企業で注目されている能力です。身につけるには研修・セミナーの開催や、事例の社内共有などを検討してみてください。
 

出典

厚生労働省:ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)

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執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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