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保険解約よりも安心? 払い済み保険とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月7日 1時30分

保険解約よりも安心? 払い済み保険とは?

「保険料の負担を抑えたい」「保険を見直したい」といった場合に、保険の解約ではなく、払済保険を利用する方は少なくありません。払済保険へ変更すれば、保障を継続しながらも保険料の負担を軽減可能です。しかし、払済保険の仕組みや特徴を知らない方は多いようです。   そこで本記事では、払済保険の特徴やメリット・デメリットを解説します。

払済保険とは

「払済保険」とは、解約返戻金を保険金額に充てて保険料の支払いを済ませる商品のことです。払済保険を利用すると、保障は継続しながらも、以降の保険料の負担がなくなります。
 
保障額の減少や解約返戻金が戻らないなどのデメリットはありますが、保険期間に変更はありません。「保険を見直して家計の負担を減らしたい」といった場合に、払済保険を利用する方は多いです。
 

払済保険のメリット

払済保険のメリットを把握しておくと、解約した場合と払済保険へ変更した場合を具体的に比較ができ、自分に合うかどうか判断がしやすくなります。
 
本項では、払済保険を利用するメリットについて見ていきましょう。
 

保険料の負担がなくなる

終身保険などを払済保険に変更すると、以後の保険料支払いが必要ありません。家計における保険料負担がなくなるため「保険料負担を減らしたい」「家計に余裕をもたせたい」といった方に選ばれています。
 
現在の保険料の捻出が難しくなった場合は、払済保険へ変更することで負担を軽減可能です。
 

払済保険に変更後も保障は継続される

保険を解約した場合は、保険料の支払いと保障がどちらもなくなります。
 
しかし払済保険への変更であれば、以後の保険料の支払いはなくなりますが、保障は継続されます。そのため「保険料の負担は減らしたいけど保障は継続してほしい」「保障がなくなるのは避けたい」といった方も安心です。払済保険であれば、ある程度の保障を残せます。
 

責任準備金は運用され続ける

払済保険へ変更すると解約返戻金は0円になります(保険金額に充当される)。ただし、変更後も責任準備金(保険料や運用益などを財源にして積み立てる準備金)は同じ予定利率で運用されるため、運用益に応じて解約返戻金は増えていきます。
 
そのため、払済保険に変更しても、解約する際に解約返戻金を受け取ることは可能です。
 

払済保険のデメリット

払済保険のメリットだけでなく、払済保険を利用する際のリスク対策にデメリットも把握しておきましょう。ここでは、払済保険を利用するデメリットについて見ていきます。
 

保険金額が減額される

払済保険を利用するデメリットは、保険金額が減額されることです。払済保険は、保険料の支払いはなくなりますが、保障が継続されるのが特徴です。ただし、万一の際に受け取れる保険金額は、当初の金額より少なくなります。
 
どれだけ少なくなるかは、払済保険変更時の責任準備金などで変わります。どれくらい減額されるのかは、加入前に確認しておきましょう。
 

特約や配当金はなくなる

払済保険に変更すると、その保険に付いている特約や配当金は一部を除き消滅します。そのため、特約や配当金を重視して保険に加入している場合は、注意が必要です。
 
払済保険に変更すると、基本的には元に戻せないため、特約や配当金がなくなった場合の保険内容を事前に確認しておきましょう。
 

払済保険は保険料の支払いがなくなり保障は継続できる

払済保険を利用すれば、以後の保険料支払いはなくなりますが、保障は継続されます。保険金額の減額や特約・配当金がなくなるなどの注意点はありますが「保険料負担を抑えたい」「保険料支払いはきついけど保障は継続したい」といった方におすすめです。
 
保険の解約や見直しを考えている方は、払済保険を検討してみるのもよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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