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定年退職後「シルバー人材センター」に登録したらフルで働ける? 月収はいくらくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月13日 6時10分

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職場を定年退職した後も働き続けたいと考える人は多いですが、高齢者向けの仕事は十分に供給されているとはいえない状況です。しかし、生活資金に十分余裕があるけど仕事はしたいと考えている場合は、シルバー人材センターを活用することを考慮してみましょう。   本記事ではシルバー人材センターの仕組みから、フルに働いた場合の月収までさまざまな情報を提供しています。定年退職が近い方や退職後の仕事を探している方は参考にしてください。

シルバー人材センターとは

シルバー人材センターは都道府県知事の指定を受けて公益社団法人として設立されています。主な設立目的は以下のとおりです。
 

・高年齢者が生きがいを得ること
・地域社会の活性化と福祉の向上に貢献すること

 
センターは各市町村に置かれていてそれぞれが独立した運営をしています。まずは、シルバー人材センターの仕組みからご紹介しましょう。

 

シルバー人材センターの仕組み

シルバー人材センターは地域の個人、企業、公共団体から仕事を受注して、会員として登録した高年齢者に仕事を提供します。受託事業とよばれている請負や委任の仕事を受注して、報酬を配分金として仕事をした個人に支払います。
 
なお、シルバー人材センターの就業形態には、受注事業を含めて以下の形態があります。
 

・請負
・委任
・派遣、職業紹介(発注者と会員に雇用契約がある)

 
請負や委任の形態で働く場合は、シルバー人材センターと会員の間には雇用契約はないため、就業や所得の保証もありません。
 

シルバー人材センターの特徴

シルバー人材センターの仕事には、一般的な企業と比べて以下の特徴があります。
 

・受注事業では労災が適用されないため、事故に備えて会員傷害保険に加入する
・シルバー人材センターは社団法人のため、営利を目的とせず安価で労働を提供できる

 
また、シルバー人材センターに登録するには以下の条件にあてはまらなければなりません。
 

・原則60歳以上(年度内に60歳になる方)
・健康で働く意志のある人
・センターの趣旨(目的) に賛同した人
・定められた会費を納入した人(2000円)

 
シルバー人材センターは地域への貢献も目的としているため、仕事の種類も豊富で多岐にわたっています。
 

◆シルバー人材センターでできる主な仕事

・技術分野
家庭教師、学習教室の講師、パソコン指導、翻訳・通訳、自動車の運転
 
・技能分野
庭木などの剪定、障子・ふすま・網戸の張替え、大工仕事、ペンキ塗り、衣類のリフォーム、刃物とぎ、門松・しめ縄づくり
 
・事務分野
一般事務、経理事務、調査・集計事務、筆耕・宛名書き、パソコン入力
 
・管理分野
建物管理、施設管理、駐車(輪)場の管理
 
・折衝外交分野
販売員・店番、配達・集配、集金、営業、電気、ガスなどの検針
 
・一般作業分野
除草・草刈り、屋外・屋内清掃、包装・梱包、調理作業、農作業、エアコン・換気扇の清掃、チラシ・ビラ配り、荷造・運搬
 
・サービス分野
家事サービス、福祉サービス、育児サービス

 

シルバー人材センターで働いたときの月収

シルバー人材センターの仕事だけでは、生活費をまかなえるほどの収入は期待しないほうがよいでしょう。シルバー人材センターでは派遣や職業の紹介も行っているため例外もありますが、月8~10日就業した場合の全国平均は月3〜5万円程度です。
 
なお、飯能市シルバー人材センターによると、令和3年度の給与の目安は以下のとおりです。
 

<業務請負>

・草取り作業(1日):6000円~
・機械草刈り(1日):6000円~
・植木の剪定(1日):7800円~
・大工作業 (1日):7800円~
・清掃作業 (1日):5760円~
・駐車場管理(半日):2880円~

 

<派遣業務>

派遣先企業により違いはあるが、最低賃金法に定める額以上の給与を支給

 
上記から、一般的な仕事より専門技術を要する仕事のほうが報酬は高い傾向にあることが分かります。

 

シルバー人材センターでの勤務時間

厚生労働省の「シルバー人材センターの適正就業ガイドライン」には、就業時間に関しては以下の記述があります。
 

◆ 臨時的かつ短期的または軽易な業務 (日数、時間の上限)

・臨時的・短期的な業務:おおむね月10日程度以内
・軽易な業務:おおむね週20時間を超えないことを目安

 

◆就業時間を拡大する特例措置

・平成28年4月より都道府県知事が指定した場合に、派遣と職業紹介に限り会員に週40時間を上限とする業務を提供することができる
・上記特例を活用する場合、会員への就業機会の提供は特定の会員に集中させず、公平にできるかぎり多くの会員に提供するようにする

 
シルバー人材にてフルタイムで働くには派遣や職業紹介の場合に限られます。元々シルバー人材センターは「定年退職後などに、フルタイムの就業は望まないが、臨時的・短期的な就業機会を得たい、それによって追加的な収入を得たいという高齢者の願いに応えるためにできた新しい就業システム」としており、フルタイムで働いてしっかりと稼ぎたい方には不向きといえるでしょう。

 

シルバー人材センターで働くことによる収入の申告

派遣や職業紹介による仕事は雇用契約を伴うので、収入を申告する必要はありません。しかし、請負・委任の仕事は雑所得となるので確定申告が必要です。
 
シルバー人材センターで働く人は年金受給者の方も多いですが、派遣など雇用契約を結ぶ場合は厚生年金の被保険者となります。その場合、月の収入が合計して47万円を超えると、老齢厚生年金が一部または全額が支給停止となる可能性があります。
 
しかし、シルバー人材センターの最大月収を考えると47万円を超える可能性はほとんどないと考えてよいでしょう。

 

シルバー人材センターは生活費に余裕がある人に向いている

シルバー人材センターの趣旨は高齢者の生きがいや地域社会への貢献が主なので、フルタイムで働くことには向いておらず、それほど大きな収入は期待できません。一方、生活費を十分に確保できていて余裕があり、お小遣い程度の収入で十分な方はシルバー人材センターへの登録を検討してみてはいかがでしょうか。

 

出典

公益財団法人全国シルバー人材センター事業協会 シルバー人材センターとは
公益財団法人大津市シルバー人材センター Q. 月にどのくらいの収入を得ることができますか。
公益財団法人飯能市シルバー人材センター お仕事と配分金(報酬)
厚生労働省 シルバー人材センターの適正就業ガイドライン
日本年金機構 在職中の年金(在職老齢年金制度)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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