【50歳未満】ねんきん定期便の見方!届いたら確認したいポイント
ファイナンシャルフィールド / 2023年3月18日 5時40分
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毎年誕生月に送られる「ねんきん定期便」は、自分の年金加入状況等の記録を確認することができるものです。本記事では、50歳未満の人に送られる「ねんきん定期便」の見方や、届いたら確認したいポイントを解説します。
50歳未満の人の「ねんきん定期便」の見方
「ねんきん定期便」には、主に以下の3つの内容が記載されています。
1.これまでの保険料納付額(累計額)
これまでに納めた国民年金保険料(第1号被保険者期間)や厚生年金保険料(被保険者負担額)の各金額と合計額が記載されています。
厚生年金保険料(被保険者負担額)はさらに一般厚生年金期間、公務員厚生年金期間、私学共済厚生年金期間に分類され、該当する部分に金額が記載されており、自分が今まで納めた保険料の累計額を確認することができます。
2.これまでの年金加入期間
国民年金、厚生年金保険、船員保険、それぞれの加入期間と、それらの合計をもとにした受給資格期間が記載されています。
将来年金を受け取るためには、最低でも10年(120月)以上の受給資格期間が必要です。未納状態のまま保険料を払わないでいると、受給資格期間に含まれません。
3.これまでの加入実績に応じた年金額
ここでは、将来受け取る年金の見込額が記載されています。老齢基礎年金と老齢厚生年金(一般厚生年金期間、公務員厚生年金期間、私学共済厚生年金期間)の各支給額と合計額で構成されています。
50歳未満の場合は「これまでの保険料納付額」をもとに試算されたもので、今後年金保険料を納付し続けると増えていきます。あくまで現時点の納付実績にもとづいた数字なので、あまり気にする必要はありません。
必ず確認したいポイント
ここからは、将来損をしないためにも「ねんきん定期便」が届いたら必ず確認したいポイントを説明していきます。
最近の月別状況
「最近の月別状況です」の欄に、直近1年間の納付状況が記載されています。国民年金(第1号・第3号)と厚生年金保険の加入区分、標準報酬月額、標準賞与額、保険料納付額で、ご自身が該当する部分に記載があります。
例えば、国民年金第1号被保険者の場合、問題なく納付していると「納付済」、納めていない場合は「未納」と表示されます。
保険料の免除や納付猶予制度、学生納付特例制度を利用して適用されていると「全額免除」「猶予」「学特」などと表示されます。
納付したはずなのに未納になっていたり、逆に納付していないのに納付済になっていたりする場合は、事務処理のミスやタイムラグが発生している可能性があります。特に産前産後や育児休業期間中で、保険料の支払いを免除されている場合等は、うまく手続きできているか確認しましょう。
もし、事実と異なる内容や手続きが反映されていない場合などは、住所地のある役所や近くの年金事務所に問い合わせましょう。
これまでの年金加入期間
老齢年金を受け取るためには原則10年(120月)以上の受給資格期間が必要です。それに満たない場合は将来全く年金を受け取れないおそれがあります。そのため自分の加入状況を必ず確認しましょう。
もし、著しく期間が少ない場合は、すみやかに保険料の納付をして、経済的に困難な場合は免除や納付猶予制度の申請を行いましょう。
まとめ
本記事では、50歳未満の人に送付される「ねんきん定期便」の見方、届いたら確認したいポイントを解説しました。万一、年金の加入状況や期間にもれや誤りがあると、将来受け取れる年金額にも大きく影響します。
特に転職や転勤、退職、出産や育休など環境面で変化があった人は、特に内容に間違いがないか確認しておきましょう。
出典
日本年金機構 令和4年度「ねんきん定期便」の様式(サンプル)50歳未満の方
日本年金機構 令和4年度「ねんきん定期便」(ハガキ)の見方 50歳未満の方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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