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「子供に負担をかけたくない…」終活で購入者が増えている今話題の【樹木葬】とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月26日 0時0分

「子供に負担をかけたくない…」終活で購入者が増えている今話題の【樹木葬】とは?

核家族化が進む現代では、埋葬方法に関する意識も変化しています。   「自身の死後、子どもに負担をかけたくない」 「遺された家族に、費用負担や管理の手間をかけさせたくない」   そのように考えて墓じまいをし、新たな埋葬場所として樹木葬を選ぶ方が増えているのです。   しかし、樹木葬とはどのような埋葬方法なのか、具体的なイメージが浮かぶ方はそう多くはないのではないでしょうか。この記事では、一般墓との違いや樹木葬の種類・費用についてご紹介します。

樹木葬とは?

樹木葬は、樹木をシンボルとする埋葬方法です。
 
メリットやデメリットは図表1のとおりで、自然のなかで眠りたい方・お子さまや家族に負担をかけたくない方などに選ばれています。
 
【図表1】

メリット 墓地の継承・管理が不要
墓石を建てるよりも費用負担を軽減できる
ほかの自然葬と比較しても「墓」としての形がはっきりしており、お参りしやすい
ペットと一緒に埋葬してもらえる場合もある
宗教の制約がなく、誰でも利用できる
永代供養してもらえることが多い
デメリット 墓地までの交通の便が悪く、お参りしにくい場合がある
墓標が判別しにくい場合がある
粉骨が必要な場合がある
家族・親族の同意を得るのが難しい場合がある
埋葬するとお骨を取り上げられなくなり、墓替えができない
納骨を予定している人数によっては、費用がかさむ

※筆者作成
 
一般墓と比べて低価格で購入でき、永代供養をしてもらえる場合も多い樹木葬は、近年多くの方に選ばれている埋葬方法です。
 
しかし、樹木葬といってもいくつかの種類があります。ここから、埋葬場所による種類・埋葬方法による種類の2つにわけてご紹介します。
 

場所による種類

樹木葬は、埋葬場所によって「都市型」と「里山型」にわけられます。
 
都市型は、アクセスのよい都市部にあるタイプの樹木葬です。一人ひとりに植樹するのではなく、シンボルツリーの周りにお骨を埋葬することが多い傾向にあります。アクセスがよくお参りしやすいものの、デメリットとして、スペースの問題で粉骨することが条件になっているケースが多い点が挙げられるでしょう。
 
一方、里山型は、山林に直接お骨を埋葬するタイプの樹木葬です。埋葬場所が郊外にあることが多いため、お参りする際に不便に感じる場合もあるでしょう。しかし、都市型と比べて植樹をしてもらえる場合も多く、自然回帰したい方・樹木葬を選ぶなら自身の木を植えたいとお思いの方におすすめです。
 

埋葬方法による種類

樹木葬の埋葬方法は、個別型・集合型・合祀(ごうし)型の3つにわけられます。
 
個別型は、個人の区画が設けられている埋葬方法で、土に分解されやすい骨袋や骨壺へ入れて埋葬します。
 
集合型は、骨袋や骨壺に入れて埋葬するものの区画がわかれておらず、年月の経過とともに他人のお骨と混ざる埋葬方法です。
 
合祀型は、合祀墓のように、他人のお骨とまとめて埋葬する方法をいいます。
 
このうちもっとも費用負担が軽いのは合祀型ですが、再度お骨を取り出せなくなる点に注意が必要です。またはじめは個別型で埋葬しても、一定期間が経過すると合祀型へ移行するケースもあります。埋葬方法については、契約前によくチェックしておきましょう。
 

樹木葬にかかる費用

樹木葬にかかる費用は、埋葬方法や埋葬場所により大きく異なるものの、平均で70万円程度となっています。全体的な購入価格帯としては、20~80万円程度におさまることがほとんどです。
 
くわえて、維持管理費が不要または一定期間のみに設定されていることも多く、継続的にコストがかかりにくいこともメリットといえるでしょう。
 
一般墓の場合は平均160万円程度かかるうえ、維持管理費が発生することが多い点を考慮すると、樹木葬を選ぶ方が金銭的な負担を軽減しやすいといえます。
 

家族と相談して理想的な埋葬方法を見つけよう

樹木葬は、お子さまや遺された家族にお墓の手入れ・管理をさせずに済むうえ、コスト負担を軽減しやすいため、注目が集まっている埋葬方法です。
 
しかし、家族・親戚の理解を得るのがたいへんというデメリットも。あらかじめ家族と相談し、納得してもらったうえで最終的な埋葬方法を決めましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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