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生活苦で「92万円」の借金。生活を立て直すため「生活保護」は受けられますか…?

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月28日 23時30分

生活苦で「92万円」の借金。生活を立て直すため「生活保護」は受けられますか…?

職を失ったり病気になったりして生活が苦しい人の中には、借金をしている人もいるのではないでしょうか。しかし、生活していくのが大変であれば、借金よりも「生活保護制度」を利用することをおすすめします。   そこで、本記事では、生活苦で借金が「92万円」ある人を例にあげて、借金があっても生活保護を受けることはできるのかを解説していきます。

生活保護を受けるための要件とは?

「生活保護制度」とは、憲法に基づき健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度です。そのため、さまざまな事情から生活が苦しい人に対して、その度合いに応じて、保護を行っています。
 
生活保護を受けるためには要件がありますが、借金があるかどうかは関係ありません。借金があったとしても、要件にあてはまるようであれば、受けられる可能性があります。
 
生活保護は世帯単位で行います。そのため、世帯全員が資産、能力、そのほかのあらゆるものを総動員しても最低限度の生活を送ることが難しい場合のみ、生活保護を受けられる可能性があります。
 
まず、生活保護を受ける前に、土地・家屋があれば売却して生活費にしましょう。一定以上の預貯金があるなどの場合、生活保護を受けることはできません。次に、働けるようであれば働くようにしましょう。
 
さらに、年金をはじめとしたほかの制度で手当を受けることができるのであれば、生活保護よりも優先する必要があります。このほか、親族から生活を援助してもらえるようであれば頼るようにしましょう。
 
生活保護を申請する際、特に必要な書類はありません。ただし、場合によっては世帯の収入・資産などを把握するための資料として、通帳の写しや給与明細などの提出が求められることがあります。
 
まずは、住んでいる地域の福祉事務所の生活保護担当者に相談しましょう。すると、生活状況を調べるための家庭訪問をはじめ、預貯金・保険・不動産等の資産調査などが行われ、要件にあてはまるようであれば、生活保護を受けることができるようになります。
 

生活保護費は借金の返済にはあてられない

借金が「92万円」あったとしても、生活保護を受けることは可能です。ただし、生活保護費は最低限度の生活を送るためのお金です。そのため、借金を返済するための費用に回すことはできません。
 
もし生活保護費で借金の返済を行っていたことが発覚すると、不正受給と見なされるかもしれません。場合によっては、生活保護を打ち切られたり詐欺罪に問われたりする可能性もあります。
 
また、生活保護を受けたとしても、借金が帳消しになるわけではありません。借金返済が難しい場合は、「任意整理」「民事再生」「自己破産」といった債務整理の方法があります。
 

借金があっても生活保護は受けることが可能

生活苦で借金が「92万円」あったとしても、生活保護を受けられる可能性はあります。
 
世帯全員が資産、能力、そのほかのあらゆるものを総動員しても最低限度の生活を送ることが難しいようであれば、住んでいる地域の福祉事務所の生活保護担当者に相談してみてはいかがでしょうか。
 
また、借金返済が難しい場合は、「任意整理」「民事再生」「自己破産」といった債務整理の方法があることも知っておきましょう。
 

出典

厚生労働省 生活保護制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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