免許更新にはいくらかかる? ゴールド免許だと講習30分、費用3000円で済むって本当?
ファイナンシャルフィールド / 2023年3月28日 22時30分
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運転免許の更新にかかる時間と費用は、免許証の区分で異なることをご存じでしょうか。優良運転者の区分でゴールド免許の方は、一般区分などの方に比べて講習の時間が短く、費用も安くなります。 今回は、運転免許の更新にかかる時間と費用を確認していきます。
運転免許更新時の講習の区分
運転免許更新時の講習には次の4つの運転者による区分があり、該当する区分で講習時間とその費用が異なります。
●優良運転者講習
●一般運転者講習
●違反運転者講習
●初回更新者講習
上記のほかにも高齢者講習等終了者が対象の手続きもありますが、ここでは東京都にお住まいの方を例に、それぞれ確認していきます。
優良運転者講習
「免許継続期間5年以上で、基準日前(更新年の誕生日の40日前)5年間無事故無違反、かつ重大違反教唆幇助(ほうじょ)・道路外致死傷をしたことがない方」は、いわゆるゴールド免許に該当する優良運転者講習の区分となります。
この場合、更新時の講習時間は最も短い30分で、講習手数料は500円です。更新費用については、更新手数料2500円を合わせて3000円がかかります。
優良運転者は更新にかかる時間が短く済み、講習手数料も安くなっているほか、運転免許試験場以外に運転免許更新センターや指定の警察署でも手続きが可能なため、免許の更新がしやすくなっています。
一般運転者講習
「免許継続期間5年以上で、基準日前5年間に軽微な違反(事故)行為1回、かつ重大違反教唆幇助・道路外致死傷をしたことがない方」は一般運転者講習の区分に該当します。
講習時間は1時間、更新の費用は合計3300円(更新手数料2500円、講習手数料800円)です。また一般運転者の場合、運転免許試験場または運転免許更新センターで更新手続きを行います。
違反運転者講習
「基準日前5年間に違反事故など(軽微な違反行為が1回のみの場合を除く。)がある方」は、免許の更新時に違反運転者講習を受けることになります。
この場合、講習時間は2時間と長時間に及び、更新にかかる費用は3850円(更新手数料2500円、講習手数料1350円)です。
また、違反運転者は優良運転者や一般運転者と比べて、更新の費用や時間がかかるだけでなく、手続きの場所も運転免許試験場に限られます。
初回更新者講習
「免許継続期間が5年未満で、基準日前5年間に軽微な違反(事故)行為1回以内、かつ重大違反教唆等・道路外致死傷をしたことがない方(高齢者講習の該当者は除く)」は、更新時に初回更新者講習を受けます。
初回の更新のため2時間もの講習が行われ、更新費用は3850円(更新手数料2500円、講習手数料1350円)です。更新場所は運転免許試験場のみとなっています。
高齢者講習等終了者
「運転免許証の更新期間満了日の年齢が70歳以上の方」の場合、更新の手続き前に運転免許試験場や自動車教習所などで高齢者講習などを受けなければなりません。免許更新時の手続きでは、優良運転者や一般運転者に該当する場合でも70歳以上の方は高齢者講習等修了者の区分となります。
高齢者講習にかかる時間は内容によって1時間または2時間、講習手数料は令和5年3月時点で2900円または6450円です(令和5年4月からは教習所によって料金が変わります)。
なお、高齢者講習は運転免許取得者等教育を受けることで免除となります。運転免許取得者等教育の講習は2時間以上で、費用は受講する教習所によって異なります。
また、75歳以上の方では、免許の更新にあたって高齢者講習と認知機能検査(所要時間約30分、手数料1050円)に加え、一定の期間に対象となる違反歴がある場合は運転技能検査(手数料3550円)に合格することが必要です(いずれも令和5年3月時点の手数料)。
高齢者講習を受講できる場所やその他の詳細については、都道府県の運転免除試験場や免許センターなどへご確認ください。
免許の更新はゴールド免許なら講習は30分、総費用3000円で完了
運転免許の更新にはある程度の時間と費用がかかりますが、更新時に優良運転者講習が受けられるゴールド免許の場合、講習時間は30分で、講習手数料は500円、更新手数料を含めても3000円で完了します。
更新にかかる時間と費用の負担を少しでも減らしたいのであれば、日ごろから安全運転に努めてゴールド免許を取得し、維持するのが一番です。
執筆者:柘植輝
行政書士
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