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映画も読書も音楽もタダ! 読書家の大学生が実践する超節約図書館活用法

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月29日 10時0分

映画も読書も音楽もタダ! 読書家の大学生が実践する超節約図書館活用法

昨今は誰でも自分の作品をアップロードできる環境が整い、さらに各サブスクサービスも充実したことによって、私たちが楽しめるコンテンツがあふれている。これにより、限られた時間で必要なコンテンツを消費するために、倍速視聴や飛ばし視聴などを行う人が増え、コンテンツの消費の仕方が注目されている。   一方、限られているのは時間だけでなく、お金も例外ではない。特にまだお金に余裕のない若者にとっては、どれだけ出費を抑えてコンテンツを消費するのかも注目されているようだ。   本記事では、コンテンツの消費方法として、図書館がおすすめだと語るGさんの話を見ていこう。

借りられるのは本だけじゃない! 図書館の有効活用法

Gさんは、地方都市で暮らす大学生だ。映画や小説、アニメ、ドラマ、音楽など、幅広いサブカルジャンルに関心をもっている。休日は自分が見たい作品に没頭し、それだけで一日を消費することもあるそうだ。幅広いジャンルに関心がある分、話が合う友人も多く、予定が合えば友人たちと遊ぶこともあるという。
 
そうしたGさんは、サブカル系のコンテンツを消費するならば、図書館の利用が重要だと語った。
 
「図書館って、CDやDVDの貸し出しもできるんですよ。図書館で借りられるって聞くと、昭和や平成初期みたいな古い作品しか置いてないイメージですけど、意外と新しい作品も借りられるんです」
 
図書館では本だけでなく、CDやDVDの貸し出しを行っている場合も多く、CDに関しては借りた後に家でコピーすれば何度でも視聴できるだろう。
 
しかし、近年は音楽にしても映像作品にしても、サブスクサービスも充実している。こうしたサブスクサービスを、Gさんは活用しないのだろうか。
 
「まあ確かにサブスクでもいいんですけど、自分の場合は見たいモノが多すぎて、お金がもったいないんですよね。あんまりバイトを増やしたくないですし、できれば友達と遊ぶことに使いたいじゃないですか。その分、図書館を利用すれば全然お金がかからないからコスパに関しては一番いいですね。」
 

「図書館通い」と「サブスク契約」どっちがお得なのか?

Gさんは図書館に通い詰め、本や映画、音楽を借りてコンテンツを消費している。図書館の貸し出しにはお金がかからないため、節約につながっているということだ。
 
しかし、各種サブスク契約と比較して本当に図書館通いはお得なのだろうか。サブスクの種類や特徴とともに見ていこう。
 
映画やドラマ、アニメなどの映像系のサブスクサービスは多数ある。どのサービスを利用するのかは人それぞれだが、2つのサービスに加入すると考えると月額は計1500~2000円程度だ。
 
音楽のサブスクサービスは学割が適応されることも多く、月額としては500~1000円程度に納まるだろう。
 
読書系のサブスクサービスも多数あるが、その一方で漫画に関するサブスクサービスはあまり普及していないものの、読み放題などのサービスが挙げられる。これらを活用すると、月額は計2000円程度となる。
 
これらのサブスクサービスを全て加入した場合、毎月発生する合計金額は4000~5000円程度だ。
 
社会人にとってはある程度我慢できる金額だったとしても、限られた時間でアルバイトしている学生にとっては厳しいかもしれない。こうして考えると、確かにサブスクサービスではなく図書館を利用するのもメリットが大きいと思うだろう。
 
Gさんの場合、大学付近と自宅付近の2つの図書館を利用している。特に大学付近の図書館は規模も大きく、借り入れできるコンテンツの種類も多い。大学付近の図書館には定期券を活用して何度でも行けるため、支出も抑えられるのだ。
 
しかし、Gさんは図書館を利用するのもメリットだけではないという。
 
「当たり前なんですけど、図書館に置いていない作品は借りられません。私が利用している図書館も結局は地方都市レベルですから限りがあります」
 
一般的に図書館に規模が大きいほど、借りられる作品の種類も多くなる。そのため、図書館を頻繁に利用するGさんにとって、国立国会図書館を利用できる東京の人がうらやましいのだそう。
 

日々の出費を抑えたいなら図書館利用も要検討

自由に使えるお金が限られている若者にとって、どこにお金を使うのかは非常に重要だ。出費を抑えられる部分があれば、極力お金を払いたくないというのは十分理解できる。
 
もしサブスクの出費に負担を感じているのであれば、Gさんの図書館活用法を参考にしてもいいだろう。その一方で、規模の小さな図書館では手に入れられるコンテンツにも限りがあり、サブスクと同じ感覚で活用するのは難しいかもしれない。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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