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「花粉症の人」VS「花粉症じゃない人」で生涯かかるお金の差は「31万円」!? 発症の平均年齢は「22歳」という結果に

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月29日 10時20分

「花粉症の人」VS「花粉症じゃない人」で生涯かかるお金の差は「31万円」!? 発症の平均年齢は「22歳」という結果に

春は花粉に悩まされることが多い季節です。花粉によって引き起こされる症状もつらいですが、花粉症対策で出費が増えるのもつらいですよね。株式会社メドレーの調査結果によると、花粉症対策の悩みの1位は「お金がかかる」です。花粉症とお金は切っても切り離せない関係だといえるでしょう。   では実際、花粉症になると具体的にどれくらいのお金がかかるのでしょうか。本記事では花粉症の人が生涯に支払う金額を試算します。

花粉症対策が必要な年数を「38年」として試算

花粉症の人が生涯に支払う金額について、下記の条件で試算します。

●22歳で重症~最重症の花粉症を発症。花粉症対策を開始。
●60歳で花粉症の症状が軽減。花粉症対策が不要になる。

この場合約38年間、花粉症対策が必要になります。
 

「重症・最重症」の花粉症の平均発症年齢は22歳

ロート製薬の調査によると、「重度・最重度」の花粉症を発症する平均年齢は22歳となっています。重症は「日常生活が手につかないほど苦しい」、最重症は「日常生活は全くできない」が症状の目安と設定されています。何らかの花粉症対策が必要な状態といえるでしょう。
 

60代で花粉症の症状は「軽症」へ

免疫力の衰えなどから、世代が上がるほど花粉症の症状が軽減されることが分かっています。ロート製薬の調査では60代では約26%の人が「年齢を重ねるにつれて花粉症の症状が楽になってきた」と回答しており、その回答割合は全世代の中で一番多くなっています。
 
また、約61%の人が「花粉症の症状が軽症である」と回答しています。軽症の症状の目安は「日常生活にあまり影響がない」と設定されていますので、花粉症対策が不要な人もいると予想されます。
 

花粉症対策にかける月額平均は「2785円」

酢酸菌に関する情報発信を行う「酢酸菌ライフ」の調査によると、花粉症対策にかける月額費用の平均は「2758円」でした。調査時に提示した参考市場価格は図表1のようになっています。
 
図表1

酢酸菌ライフ 全国の花粉症に悩む男女1000人への意識調査より筆者作成
 

花粉症の人は生涯「31万円」以上かかる

花粉症のピークは、一般的に2月から4月といわれています。2月から4月までの3ヶ月間花粉症対策をし、それを38年間継続したと仮定すると、31万7490円もの金額を支払うことになります。
 
2785円×3ヶ月×38年=31万7490円
 
上記に示した以外にも、花粉症対策に必要なものはあるでしょう。例えば、「室内の花粉を除去したい」場合には空気清浄機を、「外に洗濯物が干せない」場合には、乾燥機付き洗濯機やサーキュレーターなどを購入する必要があるかもしれません。家電を定期的に買い換えると、さらにお金がかかることになります。
 

まとめ


 
花粉症は体への負担はもちろん、経済的な面でも負担になります。マスクや目薬などで一時的に対処する方が安価ですが、舌下免疫療法で根本的に治療する方がトータルで安く済む可能性もあります。家計状況を考慮しながら、自分にとって安価なものを取り入れて花粉症のシーズンを乗り越えたいですね。
 

出典

株式会社メドレー 花粉症治療とオンライン診療についてのアンケート(PR TIMES)
ロート製薬 「花粉症に関する実感調査」アンケート結果
酢酸菌ライフ 花粉に悩む男女 1,000 人への意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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