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「駅員」「車掌」「電車運転士」の年収はどれだけ違う? どんな資格が必要なの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月31日 10時20分

「駅員」「車掌」「電車運転士」の年収はどれだけ違う? どんな資格が必要なの?

一生の仕事として鉄道会社で働くことが夢の一つであるという人もいることでしょう。中でも、人気のある職種に「駅員」「車掌」「電車運転士」の3つがあります。各職種の仕事内容や必要な資格だけでなく、年収についても気になるところでしょう。   この記事では、それぞれの職種の特徴や年収の違いを詳しく解説します。

「駅員」の仕事内容と年収

駅員(駅務員)の主な仕事は、駅での乗客案内や乗車券の販売、列車の出発準備、駅構内や車両の清掃などです。その中でも、駅の窓口での応対や各種手続きが一般的なイメージです。
 
駅員は、時刻表や運行情報を把握し、乗客からの問い合わせに対してスムーズに対応することが求められます。乗客が円滑に移動できるよう、ロータリーや改札付近、プラットホーム内の案内表示の整備や管理も担当しています。
 
駅員には、運転席への配車や補機作業に従事する場合もあります。こうした場合、運転業務講習や教育訓練、プロパー資格取得が必要とされます。駅員の年収は、初任給が290万円程度で、年齢・勤続年数などに合わせた昇給や賞与で上昇すると言われています。
 
ただし、新幹線などの特急列車に乗っている駅員や、夜間勤務などの特別手当がある地域もあり、給与に差が生じます。平均的な年収は453.6万円程度となります。
 

「車掌」の仕事内容と年収

車掌の主な仕事は、電車内での車内案内、乗車券の検札、各種案内、ドア開閉、出入り口の案内などです。車両内の安全確保が大きな仕事目的であり、万一の緊急事態には対策も求められます。また、乗客からの要望への対応や、トラブル発生時の対応力も求められます。車掌に必要な資格は、中学校卒業程度の学力があることが基本となります。
 
ただし、企業独自の研修や資格試験を受けることで、資格を取得することができます。初任給は300万円程度で、平均的な年収は518.2万円となっています。年収に関しては、特に経験による差が大きく、離職率も低いので、ほとんどの車掌が昇給や賞与を獲得しています。
 

「電車運転士」の仕事内容と年収

電車運転士の主な仕事は、電車を安全に運転することです。そのため、プロパー資格の取得が必要とされます。主な仕事内容は、信号や車掌との連絡と協調をとることや、時刻通りに駅に着くように運行することが挙げられます。
 
また、各種トラブル対応へのスキルも求められます。電車運転士の年収は、初任給は約300万円から330万円程度で、平均的な年収は614.6万円とされています。
 
ただし、会社や地域によっては違いがあり、特別な手当や賞与が加算される場合もあります。また、経験豊富な電車運転士は、能力や実績に応じて昇進やキャリアアップができるため、年収も上昇する傾向にあります。
 

駅員・車掌・電車運転士の年収は違いがあるが、平均よりも高め

鉄道会社で働く「駅員」「車掌」「電車運転士」は、それぞれ仕事内容や必要な資格、年収などが異なります。「駅員」の平均的な年収は453.6万円程度です。「車掌」の平均的な年収は518.2万円となっています。「電車運転士」の平均的な年収は614.6万円となります。
 
これらの職種にはそれぞれの特徴があり、資格の取得や経験などで年収も大きく変動しますが、一般的な会社員の平均年収と比べると高めとなっています。興味のある人はこれらの情報を把握して、自分に合った職業を選んでみてはいかがでしょうか。
 

出典

厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET) 駅務員
厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)鉄道車掌
厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET) 電車運転士
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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