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「築43年」のアパートに住もうか迷っています…家賃は23区で「5万4000円」ですがメリット・デメリットを教えてください

ファイナンシャルフィールド / 2023年3月31日 10時10分

「築43年」のアパートに住もうか迷っています…家賃は23区で「5万4000円」ですがメリット・デメリットを教えてください

この春、就職や進学で一人暮らしをスタートさせた方もいるでしょう。新居探しの際に多くの方が気になるのが家賃です。東京23区内で築43年、家賃5万4000円のアパートに住むのは「あり」なのでしょうか。メリット・デメリットを解説します。   東京23区の賃貸物件の家賃相場も併せて紹介するため、東京23区内で賃貸物件を探している方はぜひチェックしてみてください。

東京23区の賃貸物件の家賃相場

公益財団法人東日本不動産流通機構によると、東京23区内にある賃貸マンションの平均家賃は10万4000円、賃貸アパートの平均家賃は7万4000円です(2022年10~12月のデータ)。
 
また、公益財団法人不動産流通推進センター「2022不動産業統計集」によると、東京圏の賃貸マンションの平均家賃はワンルームが7万4363円となっています。これら2つのデータから、東京23区の賃貸物件(ワンルーム)の家賃相場は7万5000円弱と考えてよいでしょう。東京23区内で家賃5万4000円なら、家賃相場よりも2万円前後安いことになります。
 

築年数の古い物件に住むメリット

東京23区内で家賃5万4000円のアパートは相場よりも安いものの、やはり気になるのが築43年という築年数でしょう。築年数の古い物件に住むいちばんのメリットは、新築や築浅(築5年以内)の物件よりも安く借りられる点です。今回の場合は、家賃相場よりも2万円前後安く借りられます。
 
築年数の古い物件の中には、敷金・礼金を取らない物件、家賃が一定期間無料になる「フリーレント物件」もあります。初期費用を大幅に抑えられるため、浮いたお金を家具や家電の購入費に回せるのはうれしいポイントです。
 
築年数の古い物件は、新築や築浅の物件と比較すると物件数が多い点もメリットです。不動産ポータルサイトで物件を検索する際、新築や築浅の物件に限定してしまうと選択肢が限られてしまいます。築年数にこだわらなければ選択肢が一気に広がります。
 

築年数の古い物件に住むデメリット

築年数の古い物件に住むことにはデメリットもあります。外観の古さは我慢できても、給排水管などが劣化している場合があるため要注意です。設備が現在の生活スタイルに合っておらず、ストレスを感じる可能性もあります。
 
例えば、「バランス釜」や「和式トイレ」で使い勝手が悪い、「和室」が多い、「独立洗面台」がないなどの点です。また、築年数の古い物件は「オートロック」がない場合が多く、セキュリティー面も気になります。さらには、1981年5月31日以前に建てられた賃貸物件は「新耐震基準」を満たしていない可能性が高く、建物の耐久性の面でも不安が残ります。
 
もう一つ、見逃しがちなデメリットは騒音問題です。築年数の古い物件は「木造」または「軽量鉄骨造(S造)」のケースが多く、他の部屋に音が響きやすい点があります。騒音問題で思わぬトラブルに発展する恐れもあるため注意しましょう。
 

メリット・デメリットを比較して最適な選択をしよう


東京23区内で家賃5万4000円のアパートは相場よりも2万円前後安く、毎月浮いたお金を生活費や貯蓄に回せます。ただし、築年数が43年と古く、設備の古さや使い勝手、建物の耐久性などデメリットも多くあります。
 
フルリノベーション済みの賃貸物件であればデメリットはある程度カバーできますが、部分リノベーションの場合は注意が必要です。築年数が古い物件のメリット・デメリットを比較して、自分に最適な選択をしましょう。
 

出典

公益財団法人東日本不動産流通機構 首都圏賃貸居住用物件の取引動向(2022年10~12月)
公益財団法人不動産流通推進センター 2022不動産業統計集
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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