「夜行バス」は「新幹線」と比べてどのくらいおトク？東京～新大阪間で比べる

東京～新大阪間の交通手段を何にしようか悩んでいる人もいるかもしれません。夜行バスは安いと聞いたことがあるものの、実際、新幹線と比べてどのくらいお得になるのか気になる人もいるでしょう。   本記事ではそのような人に向けて、東京～新大阪間で夜行バスを利用する場合は新幹線と比べてどの程度安いのかということや、夜行バスと新幹線のそれぞれの特徴などを紹介します。

夜行バスと新幹線、それぞれにかかる費用

夜行バスを利用して東京から新大阪まで行った場合にかかる費用に関しては、乗る時期や早割を利用するかどうかなどの条件によっても変わりますが、安い料金で設定されている日程を選べば、3500円前後で乗ることが可能です。それ以外の日は5000円程度で乗れる場合もあれば、休日前などは1万円を超える金額が設定されていることもあります。安い日を選んで行けば、交通費を大きく抑えられるでしょう。
 
一方、新幹線を利用する際にかかる費用は、「のぞみ」の場合、自由席であれば1万3870円、指定席であれば1万4720円ほどになります。一方、「こだま」や「ひかり」を利用する場合は、上記の金額から320円引いた料金がかかります。これらから夜行バスを利用する場合、日程を選べば新幹線を利用する場合と比べて1万円以上、お得に乗車できる場合があるということです。
 

夜行バスのメリットとデメリット

夜行バスを利用するメリットとしては、料金の安さが挙げられます。前述のとおり、安い料金設定の日を選んで乗車すれば、新幹線に乗る場合と比べて約1万円の差が生まれます。往復で利用しても新幹線の片道以下の金額となり、交通費が大幅に抑えられる点は特筆すべき点といえるでしょう。一方、デメリットとしては移動時間が長くなる点や、乗り心地が悪く感じる人もいる点が挙げられます。移動時間は東京～新大阪の場合、8時間程度かかってしまうでしょう。
 
乗り心地については座った状態で長時間過ごすことになるため、快適とはいえず、人によっては長時間同じ体勢でいることで腰が痛くなる恐れがあります。バスでの移動に慣れていない人は寝られない状態で現地に到着する可能性も考えられるでしょう。
 

新幹線のメリットとデメリット

新幹線を利用するメリットは、移動時間が短い点が挙げられます。「のぞみ」であれば約2時間30分、「こだま」は約3時間、「ひかり」は約4時間です。また、運行本数が多いため、自分の都合に応じて乗車時間を変えやすい点もメリットといえるでしょう。ほかにも、お手洗いがついているため、頻繁にお手洗いに行く人でも安心して乗れる点も魅力といえます。
 
一方、デメリットとしては、移動にかかる費用が片道1万円以上になってしまう点が挙げられます。早割などを活用することで数千円程度安くすることはできますが、なるべく費用を抑えたい場合はあまり適していないでしょう。
 

かかる費用を安くしたいのであれば、夜行バスはオススメ

夜行バスは移動時間が長くなるなどのデメリットはあるものの、新幹線を利用するよりも大幅に交通費を安くできるため、できるだけ交通費を抑えたい場合は夜行バスの利用を検討するとよいでしょう。一方、移動時間を短くしたい場合など、そのときの状況に応じて夜行バスと新幹線を使い分けるのもオススメです。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部