【名探偵コナン】「目暮警部」の年収は670万円!? 犯罪の多い米花町でその給与は高い？ 低い？

『名探偵コナン』には多くの警察官が登場し、活躍しています。その中でも厳しく捜査にあたっているキャラクターの1人が目暮警部こと、「目暮 十三（めぐれ じゅうぞう）」です。作中では銃で撃たれたこともあり、危険が伴う仕事をしていますが、年収はいくらなのでしょうか？   本記事では、『名探偵コナン』の目暮警部の年収を、実際の警察官の年収から紹介していきます。

警察官の階級

警察は、警察法62条で階級が定められています。階級は上から順に、警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長、巡査です。
 
目暮警部は巡査から数えて、4つ目の階級だとわかります。『名探偵コナン』では、高木刑事や千葉刑事、佐藤警部補、白鳥警部といった警察官のキャラクターが登場します。階級がわかれば、新しい目線でそれぞれの関係や物語を見ることができるかもしれません。
 

警察官の給料

巡査から警視までは、各都道府県の公安職給料表によって給料が決まります。公安職給料表は「号給」と「職務の級」の組み合わせで給料が決まるようになっています。それぞれが上がると給料も上がっていく仕組みです。
 
号給は、職務の経験年数による職務習熟度などを元に給与に反映されるものです。そのため、基本的には勤続年数によって上がっていきます。また、職務の級は、職務の困難さや責任の重さなどを基に、区分されているものです。
 

目暮警部の年収は？

『名探偵コナン』が舞台となっている米花町は、東京都米花市の中心地となっているので東京都の職員給料表を参考に目暮警部の給料を算出していきます。
 
まず、警部は警視よりも下の階級なので、各都道府県の公安職給料表によって給料が決まっています。そこで、東京都の公安職給料表を見てみると、号給と職務の級、給料月額が記載されていました。しかし、目暮警部の号給や職務の級は判明しておらず、東京都の警部についても、号給や職務の級は記載がありませんでした。
 
そのため、お隣の神奈川県の公安職給料表を参考に職務の級を見てみると、警部の職務の級は5であることがわかりました。また、警部の号給は41から120までの間になっています。
 
そこで、目暮警部については、職務の級は5、号給は中央値の80だと仮定します。東京都の公安職給料表で確認すると、月額給料は40万5900円です。年換算だと、487万800円となります。また、賞与については、東京都の職員と同等の4.55ヶ月とすると、184万6845円です。
 
年間給料487万800円と年間賞与184万6845円を足すと、671万7645円となります。手当などは考慮していませんが、目暮警部も約670万円の年収があると考えられそうです。
 

目暮警部の年収は約670万円

 
本記事では、『名探偵コナン』の目暮警部の年収を、実際の警察官の年収から紹介してきました。時には危険な犯人と相対し、市民を守る目暮警部ですが、年収は約670万円だと考えられます。
 
命の危険を伴う仕事だと考えると、少ないと感じる金額です。しかし、警部を含めた警察官は、給料をもらうことだけではなく、市民を守るための正義感や使命感がある人だからこそ、あまり気にしていないのかもしれませんね。
 
『名探偵コナン』では犯罪が多く、出番の多い警察官のキャラクターですが、今後は階級について考えながら見ると、違った見方ができると思います。けがをすることもある職業ですが、これからも活躍を期待したいです。
 

出典

読売テレビ 名探偵コナン キャラクター
総務省 地方公務員の給料表の仕組み
東京都人事委員会 東京都職員給料表
神奈川県ホームページ 公安職給料表（警察官に適用）
東京都人事委員会 令和4年職員の給与に関する報告と勧告
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部