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【詐欺】「電話料金が未納です」→音声ガイダンスにしたがった結果「詐欺被害」に!? 手口を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月6日 10時20分

【詐欺】「電話料金が未納です」→音声ガイダンスにしたがった結果「詐欺被害」に!? 手口を解説

実在する企業の名を出して、「電話料金が未納です」と巧妙な手口でお金をだまし取る詐欺が横行し、騙される人が続出しています。   そこで、本記事では、その手口を詳しく公開。あわせて、「どのようにすれば、詐欺を見分けることができるのか」「不審に思ったら、どこに相談すればよいのか」を紹介していきます。

詐欺の手口とは?

事例としては、「NTTファイナンス」と実在する企業の名前をかたって電話があります。次に、自動ガイダンスで、「未納料金があります」という音声が流れます。そして、確認する場合は「1」、確認しない場合は「2」のボタンを押すように促されるのです。
 
ガイダンスに従い、番号を選ぶと、NTTファイナンスの職員を語る人物から、「名前や生年月日を教えてください」「未納料金があるので、支払ってください」などと言われます。
 
その際、「料金を支払ってもらえないのなら、法的措置を取ります」「未納が続けば、電話の利用を止めます」「契約違反で裁判所に訴えます」など、不安になるような言葉を並べ立てます。
 
そうやって相手を不安にさせたら、次に、コンビニなどで電子マネーを買わせて、電話料金の名目でお金をだまし取ろうとするのです。
 
このように「未納料金があります」とかたる電話の向こう側には、詐欺師がいます。電話で身に覚えのない料金の話が出たときは詐欺を疑ったほうがいいでしょう。
 
まず、NTTファイナンスでは、自動音声ガイダンスによる「電話料金が未納です」「契約状況を確認させてください」などといった連絡は行っていません。
 
次に、「非通知」または「070」で始まる番号から電話がかかってきます。着信番号を見るようにしてください。宮崎県警察本部の公式サイトでは、NTTファイナンスの名前をかたって特殊詐欺を働く犯人の電話音声データが公開されています。
 
詐欺に遭わないためにも、どのような感じで話をするのか、一度、確認してみるとよいでしょう。ちなみに、電話による自動ガイダンスだけでなく、SMSで未納料金をだまし取ろうとする詐欺も発生しています。不審なSMSには返信しないようにしましょう。
 
なかにはNTT職員と偽って、自宅訪問をする詐欺師もいるほどです。NTTファイナンスでは自宅訪問で料金を求めることはありません。
 

相談窓口とは?

詐欺の電話がかかってきても、絶対に応じず、即座に電話を切るようにしましょう。不安であれば、最寄りの警察署や交番・駐在所、警察安全相談電話に相談することをおすすめします。
 
また、住んでいる地域の消費者生活センターでも相談を受けつけています。1人で悩まず、こうした窓口で相談することが大切です。
 

「電話料金が未納です」の自動ガイダンスは詐欺! すぐさま電話を切ろう

NTTファイナンスでは、自動音声ガイダンスによる「料金支払いのお願い」は行っていません。
 
電話の向こう側には詐欺師がいます。「電話料金が未納です」といった電話がかかってきたら、絶対に応じず、すぐさま電話を切るようにしましょう。不安であれば、最寄りの警察署や交番、消費者生活センターなどで相談することをおすすめします。
 

出典

NTTファイナンス 「NTTファイナンス」をかたった不審なSMSや訪問及び自動音声による電話にご注意ください(2022年11月11日更新)
徳島県 NPO法人徳島県消費者協会 とくしま消費者交流ひろば ≪緊急情報≫No.25「NTTファイナンス」を騙った自動音声ガイダンスによる新たな詐欺手口に注意!
宮崎県警察本部 特殊詐欺の犯人による電話音声の公開について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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