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長年使っていない口座があるなら要注意! あなたの貯金口座も「休眠口座」になっているかも

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月7日 3時0分

長年使っていない口座があるなら要注意! あなたの貯金口座も「休眠口座」になっているかも

10年間取引のない口座を「休眠口座」とよびます。休眠口座に該当すると、預金が金融機関から預金保険機構に移管され、自由に使えなくなってしまう恐れがあります。もし長期間にわたって放置状態にある預金がある場合は、金融機関に問い合わせて確認しましょう。 本記事では、休眠口座の概要やよくある質問などを解説していきます。

休眠口座とは?

休眠口座とは、2009年1月1日以降の取引から10年以上にわたり取引が行われていない口座を指します。いわゆる「放置状態」にある口座が休眠口座に該当し、10年間取引がない預金は毎年1200億円程度発生しています。
 
2018年より、10年間取引のない休眠口座にある預金を民間公益活動のために活用する「休眠預金等活用法」が施行されました。これにより、休眠口座に該当すると預金が金融機関から預金保険機構に移管されます。「自分の預金は自分で管理したい」と考えている方は、休眠口座に該当する前に取引を行う必要があります。
 

休眠口座に関してよくある質問と注意点

子どものころに親が作った口座や、昔の勤務先で給与振り込み用に作った口座など、休眠口座になりうる口座は多くあります。以下で、休眠口座に関してよくある質問を照会していきます。
 

休眠口座になりそうな場合、何か通知は来るの?

最後の取引から9年経過して口座に残高1万円以上ある場合は、各金融機関のウエブサイトより電子公告が行われ、その後金融機関で登録されている住所に通知が郵送されます。
 
通知が届けば当該預金は休眠預金にはならないため、安心してください。メールで届く場合もありますが、宛先不明にならずに受信できれば休眠預金になりません。ただし、下記の場合は通知されず休眠口座となるため、要注意です。
 

【通知がされない場合】

●預金残高1万円未満の場合
●金融機関に登録している住所が現住所と異なる
●電子メールが届かない

 

休眠口座に該当する預金は何ですか?

休眠口座に該当する預金と該当しない預金を、下記にまとめました。
 

【休眠口座の対象】

●普通預金
●通常貯金
●定期預貯金
●定額貯金
●定期預金
●当座預貯金
●貯蓄預貯金

 

【休眠口座の対象にならない】

●外貨預貯金
●仕組預貯金
●財形貯蓄
●マル優口座

 

実際にほったらかしの口座を持っているけどどうすればよい?

休眠預金等の有無は、金融機関に問い合わせれば照会できます。もし休眠口座の存在が気になる金融機関がある場合は、問い合わせてみましょう。
 

休眠口座に指定されると、その口座のお金は引き出せないの?

休眠口座となった後も、引き続き取引のあった金融機関で引き出すことが可能です。なお、休眠口座の引き出し手続きなどの詳細は金融機関によって異なるため、該当する場合は問い合わせて確認しましょう。
 

休眠預金等を引き出す期限はありますか?

休眠口座に該当した後も、特段引き出しに期限は設けられていません。いつでも引き出すことが可能です。
 

まとめ

休眠口座に該当すると、本来は自分のものであるはずの預金が自由に使えなくなってしまう恐れがあります。
 
子どものころに作った口座など、長期間にわたって放置されている口座がある場合は金融機関に問い合わせておくとよいでしょう。特に、住所が何回か変わっている方は金融機関からの通知が届かず、休眠口座になってしまう恐れがあります。
 
金融機関に問い合わせれば無料で休眠口座の有無を知ることができるため、不安がある方は確認してみてください。
 

出典

金融庁 長い間、お取引のない預金等はありませんか?

政府広報オンライン 放置したままの口座はありませんか?10年たつと「休眠預金」に。

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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