初任給で「オーダースーツ」を選んだ新卒社員。お金とモチベが爆上がりした理由
ファイナンシャルフィールド / 2023年4月8日 3時0分
![初任給で「オーダースーツ」を選んだ新卒社員。お金とモチベが爆上がりした理由](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_196922_0-small.jpg)
社会人として働く以上、外見にも気を使わなくてはならない。 もし髪やスーツに気を使われていなければ、それだけで相手から仕事面での信用が得られない恐れもある。一方で、しっかりと外見に気を配れているならば、仕事でも同様の気配りができるのではと期待されるのだ。 そこで、本記事では新卒でオーダースーツを仕立てたTさんの話を参考にしながら、外見にお金をかけるメリットを見ていこう。
オーダースーツを選んだ理由とその効果とは
Tさんは地方都市に勤務する現在23歳の新卒社員。高校、大学時代ではファッションへの関心も薄かったが、新卒で入社したことをきっかけにオーダースーツを購入した。
「ちょっと恥ずかしいんですけど『できる社会人』みたいな姿に憧れがあったんです。映画とかドラマとかに出てくる人みたいに、ピシッとスーツを着てみたいなって思ってました」
そう語る新卒のTさんは、入社1年目でオーダースーツを購入した。成人式や大学の入学式などで着用していた量販店のスーツとの違いを体感し、個人的に満足していたそうだ。そうしたなかで、自己満足以外のメリットもあったという。
「上司や取引先の人から『良いスーツを着ているね』とか『そのスーツ、カッコイイね』って褒められたんです。今までファッションに気を使ってきませんでしたから、外見を褒められただけでもうれしかったです」
また、取引先の人から「身なりにも気を遣う新卒の子」として覚えてもらったことがきっかけで、仕事に対するモチベーションも上がったそうだ。
最終的なコスパを考えると初期投資は覚悟しよう
オーダースーツと聞くと、どうしても一般の会社員には手の届かない高級品だと感じるかもしれない。しかし、長期的な目線で考えると、安価なスーツよりもオーダースーツのほうが安く抑えられることもある。
安価なスーツは見た目よりも機能性にこだわっていることが多く、生地にストレッチ性をもたせるために化学繊維が混紡されている。業務中のストレスを軽減させる意味でもストレッチ性が悪いわけではない。
しかし、天然繊維100%のスーツと比べると、化学繊維が混紡されたスーツのほうが長持ちしないのも確かだ。ウールやコットン、リネンといった天然繊維100%のスーツは、大事に着用し、メンテナンスしていけば10~20年と着用できることも珍しくない。
そのため、化学繊維が混紡された安価なスーツを定期的に買い足していくよりも、天然繊維100%のスーツをオーダーしたほうが最終的には安く収めることも可能なのだ。
高い既製服よりも安いオーダースーツのほうがカッコイイ?
スーツにおいて格好良さに影響するのは「素材」と「シルエット」だ。高い既製服はこれら2つにこだわられてデザインされており、誰でも格好良くなるように仕立てられている。
一方、オーダースーツの場合、自分好みの素材を選んだ後、体形を採寸し、自分の体に合ったスーツを仕立ててもらう。
つまり、素材を妥協したとしても、美しいシルエットを楽しめるのがオーダースーツの魅力でもある。実際、高価な既成のスーツでは10万円を超えるのも珍しくないが、オーダースーツでは5万円程度から極上のシルエットを楽しむことができるのだ。
【一張羅は避けよう】季節に合わせたスーツを用意するメリット
長期的な目線で良いスーツを仕立てるのであれば、ある程度の初期費用は覚悟しなければいけない。とはいえ、長く着用できるからといって、1着だけしかスーツを用意しないのは危険だ。
天然繊維100%といえど、スーツは本来デリケートな服である。そのため、1日着用したスーツは2日以上休ませるのが、長く愛用するうえで重要なのだ。春夏用の薄手のスーツを3着、秋冬用の肉厚のスーツで3着ずつ用意するのが理想だろう。
予算に合わせたスーツを用意しよう
オーダースーツは自分に合った「素材」と「シルエット」のスーツを仕立てられる。誰でも格好良く着用できるため、ファッションに興味がない人にもおすすめだ。スーツに投資することで、仕事にも良い影響を与えるかもしれない。
ただし、スーツはデリケートで傷みやすい服であり、長く愛用していくならばシーズンごとに数着用意しなければならない。そのため、一張羅として高いスーツをオーダーするのではなく、しっかりと予算に合わせて比較的安価なオーダースーツを数着用意するほうがいいだろう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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