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「月15万円」の年金だけで暮らしていける? 老後資金の作り方や生活のコツを紹介

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月8日 2時20分

「月15万円」の年金だけで暮らしていける? 老後資金の作り方や生活のコツを紹介

厚生労働省が発表した「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金を受給している人の平均受給額は5万6479円、厚生年金を受給している人の平均受給額は14万5665円です。   これを多いと思うか少ないと思うかは人によりますが「将来、年金だけでは生活していけないのではないか」と感じる人も多いのではないでしょうか。   そこで今回は、公的年金だけに頼らない老後資金の作り方を紹介していきます。老後を安心してむかえられるよう、この記事を参考に準備してみましょう。

支出を見直す

まず、日々の生活費で無駄な支出がないか確認してみましょう。
 
携帯電話の通信費は、大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで大幅に減らすことができます。有料オプションやサブスクリプションなど、使っていないのに契約したままのものは解約しましょう。動画を見るときはWi-Fi環境のある場所で使用するように心がけることで、データ通信量が少なく安いプランに乗り換えて節約できます。
 
保険に入っている人は、本当に必要かどうか見直しましょう。公的医療保険で間に合う場合、わざわざ民間の医療保険に入る必要はありません。子どものために加入していた生命保険は、子どもが独立したタイミングで保障額を減らしてみましょう。
 
また、自動車関連の出費についても見直しをおすすめします。自動車は所有しているだけで維持費がかかるものです。乗車が月数回ほどであれば、公共交通機関やレンタカーで代用したほうがよいかもしれません。
 

収入を増やす

老後資産を増やすため、収入を上げることができないか考えてみましょう。勤め先の会社で昇給を目指すのはもちろん、スキマ時間を有効活用して副業に取り組むのもおすすめです。
 
現在勤務している会社で給与アップが見込めない場合、思い切って転職を考えてみるのも良いかもしれません。同じ業界だけでなく、平均年収の高い別の業界で自身のキャリアを生かせる職場がないか探してみるのもよいでしょう。
 

資金の預け先を変える

働いて得たお金を銀行預金や郵便貯金に預けるのもいいですが、預け先を変更したり投資にまわしたりすることで、効率よく老後の資産形成ができます。
 
おすすめの預け先として、財形貯蓄制度とiDeCoを紹介します。
 

財形貯蓄制度

財形貯蓄制度とは、給料から毎月一定額を天引きし積み立てるシステムです。自動的に天引きされるため、意識せずとも資産形成が可能です。
 
財形貯蓄制度の種類のうち、老後に年金として受け取る目的で作られた財形年金貯蓄は、財形住宅貯蓄とあわせて元利合計550万円までなら税金がかかりません。
 

iDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)も、財形年金貯蓄と同様に少しずつお金を積み立てていき、老後に受け取るシステムです。積み立てた資金や運用益は所得税の控除対象になり、老後に受け取るときも節税メリットが受けられます。
 
財形貯蓄と異なり節税の上限がないため、よりお得に資産形成を進めることができるでしょう。
 

まとめ

公的年金以外の資産形成の方法は、「支出を減らす」「収入を増やす」「資金の預け先を工夫する」の3点に分けられます。
 
お金の不安なく老後を迎えられるよう、できることから取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

出典

厚生労働省 令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
厚生労働省 財形貯蓄制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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