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知らないと誤解する!?地域の人しかわからない【お金にまつわる方言】

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月8日 10時40分

知らないと誤解する!?地域の人しかわからない【お金にまつわる方言】

「標準語だと思い込んで使っていたら、実は方言だった」という経験はありませんか? 一般的によく聞く言葉でも、地域によっては違う意味で使われていることもあるため、会話をする上で、勘違いが生じることも珍しくありません。   本記事では、お金にまつわる方言について、具体例をいくつかご紹介します。

【名古屋あるある】両替=「お金をこわす」

名古屋の方がよく使う方言の一つに「お金をこわす」というものがあります。
これは「両替する」という意味なのですが、もし、その方言を知らない人がお札を渡されて「お金をこわしてきて」と頼まれたら、びっくりしてしまいますよね。
「ビリビリに破けばいいの?」と勘違いすることもあるのではないでしょうか。
 
この方言は、岐阜や富山などでも使われているため、方言だと気づいていない方も多いかもしれません。
 

他地方では「くだく」「かえる」という方言も

お金を両替するという意味の方言には、「こわす」以外にもさまざまなものがあります。
よく耳にする「お金をくずす」という言い方は、方言ではなく標準語です。
辞書にも載っている言葉なので間違いありませんが、方言ではないかと勘違いされることが多いのは、若い世代では使われることが少なくなってきていることが関係していると考えられます。
 
「くずす」以外の言葉は方言だと思ってよいでしょう。
例えば、徳島では「くだく」、兵庫では「かえる」という言葉が使われています。
 

【北海道内でも地域によって変わる】小銭は「じゃらせん」? 「だらじぇんこ」?

標準語に近いといわれている北海道の言葉ですが、実は道民も、知らずに方言を使っていることが多々あります。
また、北海道は面積が広く「道南」「道東」「道北」「道央」というように分けられていますが、地域によって異なる方言が使われていることもあるのです。
つまり、同じ北海道でも、通じる方言と通じない方言があるため、旅行や転勤の際には注意が必要になります。
 
お金にまつわる方言でいうと、北海道では小銭のことを「じゃらせん」とよびます。
これは、小銭同士がぶつかり合って、じゃらじゃらと音がすることが関係しているのではないかといわれているようです。
そこからなまってきて「だらせん」とよぶ人も多いようですが、道民であれば、どちらでも大体は通じます。
 
また、函館などの道南地方の方言は、東北地方の特徴も混ざっており、道央などに比べると少し独特です。
お金のことは「じぇんこ」という言い方をすることもあります。
このよび方は、東北地方の一部地域でも使われているようです。
 

お金にまつわる方言を知ろう

お金にまつわる方言の中には、他の地域に住む方々には通じにくいものもたくさんあります。
自分が知っているものとは違った意味で使われている言葉もあるはずです。
いろいろな地域や、さまざまな文化をもつ人たちと、広くよりよいコミュニケーションをとるためにも、、チェックしておくとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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