たった1ドルで買える!世界中の食品や商品・サービスを調査してみた
ファイナンシャルフィールド / 2023年4月8日 23時30分
日本人にとって、食品から生活雑貨まで、なんでもそろう100円均一の品ぞろえのよさは、もはや当たり前。 しかし、海外では、日本の100円均一商品が話題にのぼることも多く、日本へやってきた観光客の多くが、日本の100円均一の豊富な商品ラインアップに、目を丸くするといいます。 では、いったい海外では、どのような商品が1ドル(100円)で販売されているのでしょうか? 本記事では、1ドルで買える世界中の食品や生活用品を、一挙にご紹介します。
世界各国の1ドルで買えるもの【外食編】
日本の100円で食べられる外食の代表格といえば、新鮮なネタをお得に食べられる1皿100円の回転ずし。
屋台文化が発展している国では、1ドルあれば、ワンプレートディッシュやフードとドリンクのセットなどを購入できて、1回の食事が完結します。
例えば、フィリピンやマレーシアではワンプレートディッシュ、インドではパブバジ(野菜のカレーとパン)プレート、インドネシアではおかゆと鶏肉の串焼きのセットが、わずか1ドルほどで食べられるのだそうです。
また、ハンバーガーとドリンクを日本で購入すると、有名ハンバーガーチェーンでおよそ300円ですが、パキスタンやベトナムでは、ハンバーガーやサンドイッチのドリンクセットを1ドルほどで購入できるようです。
一方、アメリカでは具なしピザ1ピースくらい、イタリアではスップリと呼ばれるライスコロッケ1個くらい、中国では点心2、3個ほどがおよそ1ドルのようです。
1ドルで食べられる外食の内容からは、国ごとの差が垣間見えます。
世界各国の1ドルで買えるもの【食材編】
次に、世界各国の1ドルで購入できる、野菜や果物などの「食材」をご紹介します。
おもしろい結果となったのが、1ドルで買えるリンゴの量。
ポーランドでは2.5kgくらい、ロシアでは1kgくらい、スイスでは1個(平均300g)くらいと、大きな差がみられました。
実は、ポーランドは世界でも有数のリンゴ生産国。
ロシアも、ポーランドには及ばないものの、トップ10に入る生産量を誇っています。
生産量が特に多いわけでもなく、世界一物価が高いといわれることもあるスイスとの間に差が生じるのは、当然といえるのかもしれません。
このほか、ホンジュラスではバナナ10本くらい、スリランカでは砂糖1kgほど、ベトナムではうずらの卵40個くらいが、わずか1ドルほど。
日本での販売価格と比較しても、非常に低い水準であることが分かります。
ただ、野菜や果物の価格には、自国での生産量などが大きく影響するため、この価格差のみで、物価の安さ・高さを判断することはできないでしょう。
世界各国の1ドルで買えるもの【飲み物編】
日本でお酒を100円で飲めるお店は、それほど多くないはずです。
しかし、ワインの生産がさかんなハンガリーではワイン1本くらい、ビールの生産量世界第10位のポーランドではビール500mlくらいを、たった1ドルほどで楽しめます。
アルコール以外の飲み物では、アイスランドでは牛乳500mlくらい、オーストラリアではマクドナルドのフローズンドリンク1杯くらい、イタリアでカプチーノ1杯くらいがおよそ1ドルです。
さらに、日本では有名チェーン店で1杯450円ほどのチャイが、本場インドでは8杯100円くらいに。
飲み物の価格にも、食材と同様に、生産事情が関係している可能性が考えられるでしょう。
世界各国の1ドルで買えるもの【パン・おやつ編】
日本では小麦の価格高騰により、値上げが続いているパンや菓子類。
フランスではビッグサイズのバゲット1本くらい、イラクでは食パン1斤くらいがおよそ1ドルという、日本のベーカリーでは考えられないような価格で販売されています。
一方、1ドルで買える世界各国のおやつとして挙げられるのは、中国の青団(チントゥアン)(ヨモギ餅のような草団子)は1個くらい、オランダのストロープワッフル(薄く円形のワッフル生地の間にシロップを挟んだもの)は1枚くらい、カナダのティムビッツ(ボール状のミニドーナツ)は 4、5個ほどなど。
ベルギーでは、ポップコーン3杯くらいをわずか1ドルほどで購入できるそうです。
世界各国の1ドルで買えるもの【その他】
最後に、世界各国の1ドルで購入可能な、食品以外の商品・サービスをご紹介します。
まずは、車社会に欠かせないガソリン。
日本ではもはや1リットルを100円では購入できませんが、ポーランドでは1リットルが1ドル強で、ベネズエラでは50リットルくらいを1ドルほどで購入できます。
また、日本では値上げ続きのタバコが、ベトナムでは1ケースわずか1ドルほどで販売されています。
さらに、国土の約9割を砂漠が占める、中央アジアのトルクメニスタンでは、映画をたった1ドルほどで鑑賞できるそうです。
このほか、フィンランドでは、公共トイレの1回の使用料金が1ドル程度、ジョージアではタクシーの初乗り料金がおよそ1ドル、アメリカではパーキングメーターの料金が15分1ドルほどとなっています。
国ごとに異なる1ドルの価値
国ごとに異なる1ドルの価値には、各国の経済事情や物価、文化などの、さまざま事情が影響しています。
ご紹介した中には、日本では考えられないような破格の食品や商品、サービスも多数あります。
これを機に、普段何気なく支払っている100円の価値について、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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