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【セカンドライフ】定年退職後はどうやって働く?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月10日 6時0分

【セカンドライフ】定年退職後はどうやって働く?

日本では定年退職によって長年勤めていた企業などを退職しますが、定年退職の後にも身体が元気なら働きたいと考えている方は多いです。また、年金だけではどうしても老後資金が不安と感じている場合、定年退職後も働くことで生活に安定感をもたらすケースも少なくありません。   本記事では、定年退職後のセカンドライフはどうやって働くか、どのような働き方があるかについて解説するので参考にしてみてください。

再雇用で働く

再雇用とは定年退職した会社員が同じ会社で働き続けるのを希望した場合、企業側と新しい契約を結び再び雇用する方法です。これまでに働いていた企業で働くため、新しい人間関係を築いたり、新しい仕事内容を覚えたりする必要がありません。企業側は再雇用の希望をされれば、高齢者雇用安定法に基づいた再雇用が義務付けられています。
 
再雇用では役職などから解任されて契約されるケースが多く、役職手当などがなくなる関係から給料などは少なくなるでしょう。また、任せられている業務についても、自分がメインではなく若手社員などを補助する役割を求められる傾向にあります。正社員から契約社員・嘱託社員としての契約に切り替わるため、任せられる業務範囲が狭くなるのは避けられません。
 
多くの方が定年退職後には再雇用を希望する傾向にありますが、以前いた職場との関係性がよくなかったり、再雇用の賃金などに不安を感じたりする方も多いです。
 

アルバイト・パート

定年退職によって自分のプライベートを確保して、これまでできなかった趣味などを楽しみたい方なども選択する傾向にあります。その一方で、定年退職後も健康目的や社会と関わりを保ちたいとの理由で継続して働きたい方は多いです。経済的にそこまで困っていない方や自分が好きな仕事がしたい方は、アルバイト・パートを選択するといえます。
 
アルバイト・パートは再雇用などで働く場合と比べて、働く時間や働き方などが自由な場合が多いです。アルバイト・パートであれば自分がしてみたかった仕事に携わりやすく、実際に企業も正社員としての雇用は難しくてもアルバイト・パートなどの雇用はしやすいでしょう。
 
ただし、再雇用などで働くよりも給料は低くなり、自分たちで思っているよりも経済的余裕がないかもしれません。例えば、アルバイト・パートで週4回1日6時間勤務であれば月に96時間勤務になって、令和4年度の全国最低賃金平均額961円で計算すると給料は月9万2256円になります。
 

定年退職後の働き方は人それぞれ

定年退職後の働き方は人それぞれなのは、人によって重視している部分が違うことが理由として挙げられます。自分の時間を大切にしたいと考える方もいれば、これまでに働いてきた会社で最後まで働きたいと考える方もいるでしょう。働く人それぞれの適している働き方や、経済状況などが違うので、定年退職前からセカンドライフの働き方については考えるのが大切です。
 
特に経済状況は定年退職後の生活に大きく関係しているため、自分が受給できる老齢基礎年金や老齢厚生年金なども確認しておきましょう。働き方として再雇用が選択されるケースが多いですが、再雇用だけで考えるのではなく広い視野をもつのが大切です。
 

まとめ

近年では、老後資金の不安などから定年退職後でも働く高齢者も多く、セカンドライフとしてさまざまな働き方があります。人によって適している働き方も異なっており、ずっと勤めていた企業で再雇用されて働く人もいれば、心機一転して新しい環境で働く人などさまざまです。定年退職後の働き方も多くありますので、自分にとって合っていると思う方法を選びましょう。
 

出典

厚生労働省 高年齢者の雇用
厚生労働省 高齢者雇用の現状について
厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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