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宝くじで「10億円」当選! 税金はかかる? 家族でわけると「贈与税」がかかるって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月12日 2時30分

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宝くじを購入するのであれば、高額当せんを狙いたいものです。ただし、高額当せんをしたとしても、多大な税金の支払いが待っているのではないかと気になる人は多いようです。   本記事では、宝くじで10億円の超高額当せんした場合、税金がかかるのか、また、どのような点に注意すればよいのかなどについて解説します。

宝くじの当せん金は非課税

宝くじで高額当せんしたときには、税金も高額になるのではというイメージがあるかもしれません。しかし、宝くじで得た当せん金には所得税がかかりません。
 

・宝くじの当せん金には所得税がかからないので、安心して楽しむことができます。

当せん金付証票法第13条に「当せん金品については、所得税を課さない」とあり、高額当せん金を受け取った場合でも非課税です。例えば、10億円を実際に当せんして受け取ったとしても、そのすべてが自分の手元に残ります。
 
なぜ税金がかからないのかといえば、宝くじの購入金額のおよそ40%が発売元から自治体に住民税として支払われているからです。
 

・気をつけておきたい贈与税

10億円に当せんした際、家族で分けるケースもあるかもしれません。ただし、ここで注意しなければならないのが、家族に当せん金を分与すると贈与税が発生する点です。
 
贈与税は受け取った側が支払わなければならないため、この場合は分与された家族が支払うことになります。国税庁によると、課税対象額が3000万円超の場合で税率は55%、控除額は400万円です。
 
そのため、10億円に当せんして、家族に1億円ずつ分与した場合、「(1億円−基礎控除額110万円)×税率55%−控除額400万円」で、5039万5000円を贈与税として支払わなければなりません。1億円を分与されたとしても、家族の手元に残るのは4960万5000円のみです。金額が高額になるほど、支払わなければならない贈与税も多くなります。
 

・贈与税がかからないようにするには共同購入

贈与税は分与することで支払いが発生する税金です。もし、高額当せんしたとしても贈与税が発生しない方法として、共同購入があります。当せん金を平等に分けられる上、それぞれが購入金を出し合っているので贈与税を支払う必要もありません。
 
ただし、簡単な手続きが必要です。高額当せんしたお金を受け取る際に銀行に出向くときには、共同購入した人全員で足を運びましょう。この際、銀行側から「宝くじ当せん証明書」を発行してもらいます。あくまでも全員で受け取りに行くことが重要です。
 
もし、共同購入していたとしても受け取りに行ったのが1人のみだった場合は、後で平等に分けることになります。つまり、分与と同じ扱いとなり、贈与税がかかるので注意が必要です。
 

贈与税対策には共同購入を

宝くじで10億円に当せんした場合、所得税がかからないので全額を自分の手元に残すことができます。ただし、当せん金を家族に分与すると高額な贈与税がかかるので、注意しなければなりません。
 
贈与税対策として、共同購入があります。共同購入は分与という扱いにならないので、贈与税が発生しません。ただし、当せん金を受け取るときは購入者全員で足を運ぶ必要があります。高額当せんを目指して、宝くじを楽しみましょう。
 

出典

国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)
宝くじ公式サイト Q当せん金に税金はかかりますか?
e-Gov法令検索 当せん金付証票法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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