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「#春から○○生」→SNSのつぶやきでカルトの「ターゲット」に!? 注意点を確認

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月15日 10時30分

「#春から○○生」→SNSのつぶやきでカルトの「ターゲット」に!? 注意点を確認

この春、進学や就職で新生活をスタートさせた人も多いのではないでしょうか。新生活に対して希望で胸を膨らませる一方、不安を抱えている人もいるでしょう。そのような不安につけ込むのがカルト集団です。軽い気持ちで環境の変化をSNSにつぶやくと、カルトのターゲットになる可能性があります。   今回は、この春大学に入学した人に向けて、カルトのターゲットにならないための注意点を解説します。

SNSをきっかけにカルトに入団?

各大学では新入生に向けて、カルト集団の勧誘に関する注意喚起の文書や動画を公開しています。九州大学では、SNS投稿をきっかけにカルト集団に入団してしまった女子大生のアニメ動画を公開しています。大学進学のために上京して1人暮らしを始めた主人公は、同じ大学の同級生とつながろうとSNSでハッシュタグを検索します。「#春から九大」というタグを見つけ、自身もタグを使ってSNSに投稿しました。そこでDMをくれた先輩とつながり、サークルに勧誘されます。
 
サークルに入ったことで多くの仲間ができた主人公ですが、いつの間にか教会活動に参加することになってしまいます。ボランティアやミサを強制されて忙しくなった主人公は、自分がカルト集団に入団してしまっている事実をようやく自覚するのです。このように軽い気持ちでSNSにつぶやいたことをきっかけに、カルト集団に入団してしまう被害例が続出しています。
 

カルト集団の手口

新生活を始めるにあたって、期待や不安を抱えている新入生はカルト集団のターゲットになりやすいため注意が必要です。カルト集団はSNSを通じて入学前からアプローチしてきます。サークルやボランティア活動、アンケートなどを装い、声をかけてくるケースも少なくありません。最初は一般的なサークル活動をしているように見えても、次第に勉強会と称したセミナーやミサに誘われます。教会活動が忙しく学校生活を送れなくなったり、精神的に追い詰められたりして退学を余儀なくされる学生もいるため、カルト集団とは関わらないことが重要です。
 

SNSの投稿には注意が必要

カルト集団がターゲットを探す方法はさまざまですが、最近はSNSを活用して勧誘するケースが増えてきています。新生活への不安から「#春から○○生」「#○○1人暮らし」などのハッシュタグを使ってSNSに投稿するのは避けましょう。また、同じ大学の同級生や先輩を名乗る人物からDMがきても、返信しないように注意してください。
 
カルトへの勧誘は、入学式などのオフラインでも行われるケースがあります。オンライン上を含めて勧誘を受けた場合は、氏名や住所、学部などの個人情報を教えないようにしましょう。万が一カルトと疑われるサークルに入会してしまった場合は、大学内にある学生支援部などに相談することをおすすめします。
 

SNSのハッシュタグ投稿には注意が必要

もし、サークルやボランティア活動などの勧誘を受けても、安易に個人情報を教えないようにしましょう。アンケート記入に関しても同様です。オフラインでどんなに気をつけていても、軽い気持ちでつぶやいたSNS投稿をきっかけに、カルトに勧誘される可能性もあります。SNSに投稿する際は、勧誘のきっかけになるハッシュタグを使用しないように注意しましょう。
 

出典

九州大学 学生生活ガイダンス
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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