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お金がなくて「年金保険料」を払えない!「基礎年金番号」が分からなくても「免除」や「猶予」は可能?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月15日 23時40分

お金がなくて「年金保険料」を払えない!「基礎年金番号」が分からなくても「免除」や「猶予」は可能?

失業や退職だけでなく病気やけがなどで働けなくなって収入が減ってしまう、なくなってしまうリスクは誰にでも起こる可能性があります。お金がなくなって年金の保険料を払うのが難しくなった場合、免除や納付猶予の申請手続きをする必要があります。   本記事では、年金手帳をなくして基礎年金番号が分からなくなってしまった場合でも、問題なく手続きすることができるのか解説します。

年金手帳以外で基礎年金番号を確認する方法

基礎年金番号は年金手帳がない場合でも、手元に下記いずれかの書類があれば確認することができます。

●国民年金保険料の口座振替額通知書
●国民年金保険料の納付書や領収書
●年金証書
●年金額改定通知書や年金振込通知書などの各通知書
●ねんきん定期便

これらの書類が自宅などに保管されていないか確認してみましょう。どれもない場合、会社員などは勤務先の総務関係の部署、自営業や無職などの人は住所地のある役所や年金事務所に問い合わせましょう。
 

年金手帳の再発行はできる? ペナルティはある?

基礎年金番号が記載された書類を手元に置きたい場合は、申請書を提出することで基礎年金番号通知書の再発行が可能です。
 
2022年4月から「年金手帳」は廃止され、「基礎年金番号通知書」に切り替わりました。年金手帳自体の再発行はできなくなったため、物理的に新しい手帳を受け取れるわけではない点に注意しましょう。
 
基礎年金番号通知書の再発行を希望する場合、自営業等は役所や年金事務所へ基礎年金番号通知書再交付申請書を提出しましょう。会社員は勤務先をとおして手続きをするので担当部署に問い合わせましょう。
 
申請に問題がなければ、しばらくして再発行されます。また、年金手帳をなくしたことでペナルティを受けるのではないかと心配になるかもしれませんが、基本的にありません。
 
運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどは本人確認書類として使われることも多いため、万一紛失した場合は、悪用を防ぐためにも必ず再発行手続きをする必要があります。
 
紛失の影響は大きい運転免許証の場合だと、なくしたまま車を運転すると免許証不携帯として反則金を課されるおそれもあります。その一方で年金手帳の場合は、単体で本人確認書類として使えるわけではないこともあり、紛失しても直ちに大きな影響が出るわけではありません。
 

免除や猶予は可能?

失業や退職などで収入がなくなって年金を払うのが難しくなった場合、免除や納付猶予の申請手続きを行いましょう。
 
基礎年金番号が分からなくても、役所や年金事務所でその旨を伝えると、本人確認をした上で情報を検索して教えてくれます。「年金手帳をなくしたから手続きできない」わけではないので安心してください。
 
年金手帳を探しても見つからないからといった理由で何も手続きをせず、年金保険料を未納のまま放置するのはやめましょう。
 
未納のまま放置してしまうと、次のようなリスクやデメリットがあります。

●受給資格期間に算入されず将来年金を受け取ることができない場合がある
●病気やけがをしたときに障害年金や遺族年金を受け取ることができない場合がある

 

まとめ

今回はお金がなくて年金を支払えない場合、年金手帳がなくて基礎年金番号が分からなくても免除や納付猶予等の手続きはできるのか、ペナルティはあるのか解説しました。
 
基礎年金番号は分からなくても勤務先や役所、年金事務所に聞けば教えてくれます。免除や納付猶予の申請もできるので、未納等の問題は放置せずに相談や手続きを行いましょう。
 

出典

日本年金機構 Q.自分の基礎年金番号の確認方法を教えてください。
日本年金機構 Q.年金手帳や基礎年金番号通知書をなくしたのですが、再発行はできますか。
日本年金機構 基礎年金番号通知書や年金手帳を紛失またはき損したとき
日本年金機構 国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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