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お金や将来に不安がある人はどのくらいいる? 不安に備えるためにできることとは

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月16日 3時20分

お金や将来に不安がある人はどのくらいいる? 不安に備えるためにできることとは

1990年代のバブル崩壊から30年にわたり日本の経済成長は停滞しており、「失われた30年」と比喩されることもあります。さらに、ここ最近の物価高騰により、お金や将来に不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。   企業が行ったアンケートによると、お金や将来に不安がある人は全体の97%を占めました。本記事では、お金や将来への不安に備えるために今できることを紹介します。

お金や将来に不安がある人は97%

期間工合同会社が運営する「期間工.co.jp」が2023年2月28日~3月1日に行った、お金や将来に関するアンケート調査によると、将来に不安があると回答した人の割合は全体の97%、日本の未来に不安がある人も同じく97%という結果でした。有効回答者は500人で男女比率はほぼ半分ずつ、回答者の年代分布は30代・40代が最も多く、60代以上は34人とわずかです。
 
一方、お金に不安がある人は97.8%とさらに多い結果となりました。
 

物価高騰や生活費の増加に不安を抱えている人が多い

将来やお金に不安があると回答した人の声を見てみると、「スーパーに行っても値段が高く何も買えなくなった」「出ていくお金は増える一方で、収入はほとんど変わらない」という悲痛の声がありました。物価高騰や生活費の増加に不安を抱えている人が多いことが分かります。
 
さらに、今後の少子高齢化による社会保障制度への不安、自分自身の老後に対する不安などの声も見られました。「子どもたちの未来が不安」「若い人たちがかわいそう」という次世代への同情の声も少なくありません。
 

将来の不安解消のためにできること

将来やお金に対してネガティブな声が多いなか、資産形成や節約などを実践することで前向きに将来に備えようとしている人もいました。
 
将来の不安解消のためにできることには、「貯蓄」「節約」「iDeCo」「つみたてNISA」「副業」などがあります。貯蓄や節約は実践していても、投資や副業に対してはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。
 
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金制度です。「公的年金に上乗せして支払われる私的年金」と覚えておくと分かりやすいでしょう。iDeCoでは、拠出した掛金を自ら運用して資産を形成していきます。20歳以上65歳未満であれば原則として誰でも加入でき、60歳以降に老齢給付金を受け取れます。
 
つみたてNISAは、積立投資をする際に利用できる少額投資非課税制度です。通常、投資で利益を得た際には税金がかかりますが、つみたてNISAでは運用益・分配金が最長20年間非課税となります。
 
勤務先で副業が許されている場合は、就業後や休日に副業をするのもおすすめです。隙間時間を活用してフードデリバリーのバイトをする、フリマアプリやオークションなどで不用品を売る、クラウドソーシングで仕事を受注するなど、副業にはさまざまな方法があります。
 

お金や将来への不安に備えよう

性別や年齢を問わず、多くの人がお金や将来に不安を抱えていることが分かりました。不安を感じる要因としては、物価高騰による生活費の値上がり、将来的な社会保障制度への不安、自身の老後への不安などが挙げられます。
 
気が重くなるご時世ですが、嘆いているだけでは不安は解消されません。iDeCoやつみたてNISA、副業などを実践することで、早期から将来に備えている人もいます。
 
お金や将来への不安に備えて、行動を開始してみてはいかがでしょうか。
 

出典

国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト iDeCoってなに?
金融庁 つみたてNISA
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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