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奨学金は繰り上げ返済ができる? メリットと利息はどうなるのか教えて!

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月18日 0時40分

奨学金は繰り上げ返済ができる? メリットと利息はどうなるのか教えて!

奨学金は、大学や短大、専門学校などの学費を支援するための制度です。現在、多くの学生が利用しています。給付型と貸与型があり、後者であれば、卒業後に返済が必要となります。返済期間中に収入が増えた場合には、繰り上げ返済も可能です。本記事では、奨学金の繰り上げ返済について、そのメリットや利息について詳しく説明します。

奨学金の繰上返還とそのメリット

奨学金の返済に関して、完済期日が来る前に割賦金を繰り上げて返済することが「繰上返還」です。具体的には、残金を一括での返済や一部を返済して完済期日を前倒しにすることなどです。このような繰上返還を行うメリットには次のようなものが挙げられます。
 

・利息を低減させることができる

日本学生支援機構が提供する貸与型奨学金には、第一種奨学金と第二種奨学金があります。第二種奨学金には利息が発生するのです。このとき、返済額には元本と利息が含まれます。奨学金の利息は、一般的な融資の利息と同じように、一定期間ごとに発生し、返済期間が長くなるほど利息も増えていきます。
 
しかしながら、当初予定していた完済期日を待たずに、繰上返還を行うことで、元本額が減るわけです。そうなると、元本に対する利息の発生額も抑えられることになります。
 

・返済期間を短縮させることで経済的に大きな余裕が生まれる

例えば、繰上返還することで10年間の返済期間を半分に短縮できたとしましょう。すると、5年間で返済が終了するため、残りの5年間の実質的な可処分所得が増えます。こうなると、借金をしているという心理的負担もなくなり、さらに経済的な余裕も得られます。結果的に、その後のライフプランの柔軟性が拡大するでしょう。
 

奨学金の繰上返還手続きのポイント

奨学金の繰上返還を行うには、所定の手続きを正確に行うことが必要です。以下に日本学生支援機構の場合について、手続きのポイントを紹介します。
 

・繰上返還の種類

繰上返還では、返還額の「全額」または「一部」のどちらかを選べます。後者の、一部繰上返還希望であれば、「上限金額」と「繰上回数」から一つだけ選択可能です。上限金額で申し込んだ場合、希望金額内で繰上可能回数が計算され、金額が決められます。なお、一部繰上返還では、繰上分の返還期間が短縮されることになります。翌月からの返還はそれまでと同じで、割賦金額が減額されるわけではありません。
 

・申込方法

繰上返還を希望する際には、2つの申込方法があります。「スカラネット・パーソナルによる申込」と「繰上返還申込書の提出」です。スカラネット・パーソナルとは、日本学生支援機構の奨学金受給者向けのポータルサイトです。
 
基本的にはこの方法を用いますが、リレー口座とよばれる返済用の振替口座の登録が済んでいない場合には、「繰上返還申込書の提出」で行います。提出は日本学生支援機構の基盤業務課を宛先として、郵送またはFAXを用いることになります。
 

最新の情報は公式サイトでチェック

繰上返還は、利息の節約や返済期間の短縮など、貸与された学生にとって大きなメリットをもたらします。その一方で、希望する返還種別や申込方法によって手続きが異なるため、ルールに従って正確に行う必要があるのです。
 
また、制度の変更などにも対応する必要があります。日本学生支援機構の奨学金で繰上返還を希望する場合には、公式サイトを定期的にチェックし、最新の情報を把握しておくことが重要です。
 

出典

日本学生支援機構 繰上返還について

日本学生支援機構 繰上返還申込み

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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