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老後に必要な生活費。夫婦二人の場合「約31万」、単身の場合「約16万」。内訳はどうなっている?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月18日 12時10分

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年金生活を控えた方は、毎月どれくらいの金額が必要になるか心配でしょう。住宅ローンがあったり、賃貸住宅に住んでいたりする場合は、生活費に加えてローンや家賃が入ってくることも考えなければなりません。今回は夫婦二人世帯の必要費用や、単身世帯の必要な費用についてご紹介しています。   余裕を持って生活するには、どの程度の費用があればいいのか、ぜひ参考にしてみてください。

老後に必要な費用はどの程度?

厚生労働省の調査でも、老後の生活は毎月20万円以上が家計から出ていくことが分かっています。生活水準や世帯人数によっても変わってきますが、平均的な金額がわかれば準備もしやすくなります。
 

夫婦二人世帯の必要な費用

夫婦二人世代では、一ヶ月あたりの出費は30万8700円とされています。内訳は、食費で8万700円、住居費が2万0900円、光熱費が2万5000円、家具や家事の必要品が1万3200円、医療費が1万5500円、衣服や靴に必要な金額が8600円、交通費が5万8100円、娯楽費用が2万3600円です。
 
これらの細かい部類にわけられないような出費も、総額になると6万5800円となっており、余裕をもって生活するには最低でも30万円前後の金額が必要となります。
 
賃貸住宅に住んでいたり、設備の維持管理にお金がかかるのなら、さらに高額な金額が必要です。
 

単身世帯の必要な費用

単身世帯の場合、1ヶ月あたりの消費出費は14万3139円とされています。内訳は下記のようになっています。

食料費:3万7485円
光熱・水道費:1万4704円
教養娯楽費:1万4473円、交通・
通信費:1万4625円
住居費:1万2746円
保健医療費:8128円
家具・家事用品費:5956円
被服及び履物費:3150円
教育費:0円
その他(うち交際費):3万1872円(1万7893円)

必要とされています。
 
単身世帯であれば、約16万円程度あれば生活ができると言えます。
 

余裕をもって生活するには?

年金生活でも余裕を持って生活するには、厚生労働省が提唱している1ヶ月あたりに必要な生活費に加え、ある程度多めに用意しておかなければなりません。余裕のある老後の生活を考えているのなら、仕事をしている内から早めに積み立てておいたり、使わなくなったものを売ったりと工夫が必要になります。
 

余裕をもちたいなら早くから積み立てておく

老後の生活をを見こして、仕事をしている内からある程度お金を貯めておくとよいでしょう。厚生労働省が提唱している必要な生活費と、実際に自分が生活していて出ていく生活費を比較して、無駄な部分があれば早い内から解消していくようにします。
 
余裕をもって貯金をしつつ、生活費で無駄な出費がないように抑えられれば、年金だけの生活になってもある程度余裕をもって生活できます。
 

売れるものは売る

自分の財産で売却できるものがあるのなら、そうした物を売ってお金に替えてしまうのもおすすめの方法です。ブランドバッグや時計、土地など、自分がもっている資産をお金にすることで、余裕のある生活が送れます。
 
老後、特に必要なくなったものを手放すのに抵抗がある、という方もいますが、物が増えすぎて困ってしまっている場合には有効です。もう使っていない、早く処理をしたいと考えている家具、家電も同様の方法がとれますので、部屋を片付けながら生活費を用意したいという方におすすめです。
 

まとめ

老後の生活をある程度余裕のあるものにしたいのなら、厚生年金だけではなく、貯金の準備も必要です。ある程度余裕をもたせておけば、不慮の事故や突然の病気などにも対応できますので、年金を受給する前からある程度準備をしておくとよいでしょう。
 
実際の数字を見て、今後の自分のライフプランをしっかりと見直すことが大切です。
 

出典

厚生労働省 総世帯及び単身世帯の家計収支
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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