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デートで奢られるのが申し訳ない…「割り勘」じゃダメ?→男女間の「お金に関する思い込み」ってどんなもの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月18日 10時30分

デートで奢られるのが申し訳ない…「割り勘」じゃダメ?→男女間の「お金に関する思い込み」ってどんなもの?

デートのとき、費用を出すのは男性側と思っている人は多いのではないでしょうか。   しかし、女性の中には、食事代などを男性側に出してもらうのは申し訳ないと感じる人もいるかもしれません。男女間のお金の負担については、人それぞれ考え方にちがいがあります。今回は、世間一般の男女の役割の思い込みや交際相手との費用負担の考え方などについて解説します。

結婚前と結婚後の経済的負担の思い込みは男女でちがう

まず、内閣府男女共同参画局がまとめた「令和4年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究」の調査結果を見ましょう。今回の調査で対象になったのは、全国の20~60歳代の男女1万906人(男性5452人、女性5384人、その他70人)です。
 
今回のテーマになっているデートの費用負担についての思い込みは「デートや食事のお金は男性が負担すべきだ」という項目で見ることができます。この項目は、男性側は4位で全体の34%、女性は8位で全体の21.5%です。
 
デート費用に関する項目で見る限り、女性は男性に対して経済的負担をあまり求めていないように感じるかもしれません。ところが「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」という項目では、男女ともに1位になっています。「女性は結婚によって、経済的安定を得るほうが良い」の項目については女性は5位なのに対し、男性は9位と低めです。
 
ただし「女性はか弱い存在なので、守られなければならない」の項目は男女ともに6位に入っています。
 
また「共働きでも男性は家庭より仕事を優先するべきだ」の項目は、男性は10位と低めなのに対し、女性は7位とやや高めです。これらの結果を見る限り、結婚前ではなく結婚後に男性に経済的負担を求める女性が多いという見方ができます。「結婚後は男性が経済的負担を負う」という思い込みは男性も高いですが、仕事の優先度については男性のほうが低くなっています。
 

素直な気持ちで話し合い、自分たちのルールを作る

世の中には、女性にお金を負担させて平気な男性もいます。したがって、結婚前から経済的な負担を負うという意識を男性がもつのは、決して悪いことではありません。しかし、相手が毎回出費することをかえって負担に感じているなら、その気持ちを正直に話してみることです。そして、割り勘にするなど自分たちのルールを作っていきましょう。
 
自分の気持ちを伝えても相手が出してくれるというときは、素直に甘える気持ちも大切です。男性の中には、女性に費用を出させることは恥だと考える人もいますし、好きな相手に使うことに喜びを感じる人もいます。
 
疑問に思っていることは話し合い、相手が無理をしているわけではないなら、そのままでいることも思いやりです。今回紹介した調査結果は、あくまで一般的な回答にすぎません。大切なのは、自分たちに合ったルールを作ることです。
 

お互いが無理のない気持ちのよい関係を築くことが一番

お金に関することは2人できちんと話し合い、ルールを作っておくことが大切です。そのまま同じ相手と結婚に進む場合も、交際中の考え方やルールをもとに信頼を深めていけるかもしれません。
 
世間一般の思い込みよりも、重要なのは自分たちに合った方法を選択することです。精神的にも経済的にも無理のない、良好な関係を築いていきましょう。
 

出典

内閣府男女共同参画局 令和4年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究
内閣府男女共同参画局 令和4年度 性別による無意識の思い込み (アンコンシャス・バイアス)に関する調査結果(概要)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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