【独自奨学金】大学が独自で用意している奨学金なら「数百万円が免除」されるかも！

大学で勉強するためには学費が必要になりますが、少なくとも数百万円の学費が必要になるのが一般的です。しかし、大学が独自に設定している奨学金を活用できれば、数百万円が免除されるケースもあります。   本記事では、大学が独自に設定している奨学金の種類や、大学が独自に設定している奨学金が給付されるかについて解説しますので、参考にしてみてください。

大学入試や定期試験で優秀な成績を残す

多くの大学で、優秀な学生に対して奨学金の給付をおこなっているため、大学入試や定期試験で優秀な成績を残せば、奨学金が給付されるケースが多いようです。大学によって、奨学金給付の対象になる条件は異なり、また同じ大学内であっても、学部などによって条件が異なるケースもあります。
 
例えば、東京にある亜細亜大学では、以下の条件で特待生の選抜をおこなっていますので、確認してみましょう。
 

1.選抜方法および人数

各学部とも合格者のうち成績上位者で、所定の入学手続期間内に入学手続を完了した者は特待生として認定する
 

2.特典

●入学金および当該年度の授業料を免除する
●2年次以降も前年度の学業成績が当該学部の上位5％以内であれば、継続して特待生として認定して授業料を免除する

 
多くの場合で、1年次は入試成績などによって特待生が選抜され、2年次以降は、学年ごとの学業成績を特定の水準で維持しなければなりません。
 
令和5年度の亜細亜大学の経営学部と経営学部は、1年生から4年生までの授業料はすべて年間76万円で、4学年分の合算では304万円です。もしも、学業成績を維持できなかった場合は特待生から外れるため、一般学生と同様の授業料の支払いが求められます。
 

高校時代の部活動などで好成績を残す

高校時代の部活動などで好成績を残せた場合は、スポーツ特待生などで受け入れられますが、スポーツ特待生には大きく分けて「全額免除・半額免除・入学試験免除」の三つがあります。
 
東京成徳大学では、スポーツ特待生入試で学生の受け入れをしており、スポーツ特待入試に合格した場合は、東京成徳大学スポーツ特待生になります。東京成徳大学スポーツ特待生は、入試結果によって、スポーツA特待生・スポーツB特待生にわかれます。
 

●スポーツA特待生
入学金の全額と修業年限内の授業料と施設設備費が全額免除
 
●スポーツB特待生
入学金の全額と修業年限内の授業料と施設設備費が半額免除

 
スポーツ特待生を受け入れている、応用心理学部健康・スポーツ心理学科の入学初年度にかかる入学金30万円+授業料40万円+11万2500円＝81万2500円が、スポーツA特待生なら全額免除対象になります。
 
スポーツ特待生として入学するためには、高校時代の部活動成績が重要になるため、真剣にスポーツに打ち込んでいる選手は、積極的に自分が狙っている大学に入れるように努力しています。
 

独自奨学金を獲得するのは難しい？

独自奨学金を獲得することは、はっきりいってハードルが高く、学業面の奨学金ならば、全学部生の上位数％に入る必要があり、スポーツ面の奨学金でも、全国大会出場や国際大会出場などの実績が必要です。
 
大学のスポーツレベルによっても変動しますが、中には、全国的に知名度が高い選手でないと、特待生になれないケースも少なくありません。どの方法であっても、独自奨学金を獲得するには、特定の分野で、ほかの学生よりも秀でていると認められる必要があります。
 

まとめ

大学が用意している独自奨学金は、大学によって受給条件などが異なりますので、自分が狙っている大学があるならば、公式ホームページなどで確認しておくことが大切です。
 
基本的には、独自奨学金を獲得するには、特定の分野で、ほかの学生よりも優れていることを証明しなければなりません。多くの大学で用意されている奨学金は、学業方面でのものか、スポーツ・芸術方面でのものが多い傾向にあります。
 

出典

亜細亜大学 特待生制度

東京成徳大学 ［大学］スポーツ特待生入試

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部