キャンプ用品を一式そろえるのに必要なお金は約「6万円」! 準備して思い切り楽しもう!
ファイナンシャルフィールド / 2023年4月19日 11時0分
昨今のアウトドアブームや、コロナ禍で注目されたソロキャンプの特集などを見て、キャンプを始めてみたいと思った人もいるのではないでしょうか? キャンプを始めるにあたって気になるのは、やはりお金のことです。本記事では、キャンプ用品を一式そろえるのに必要なお金がどれくらいなのかについて解説しています。
キャンプをする人は増加傾向
一般社団法人日本オートキャンプ協会によると、オートキャンプの参加人口は2010年から10年間で100万人程度増加しています。コロナ禍によるキャンプ場のクローズなどで2020年には大きく落ち込みましたが、キャンプは「密」が避けられるレジャーとして注目されその後は回復し再び増加傾向となっています。
また、キャンプ場平均稼働率も、2010年前後は10%程度だったのが、2021年には過去最高の20.4%となっています。
キャンプ用品は一式でいくらかかるのか
ここからはキャンプ用品を一式そろえるために必要な金額について見ていきます。
キャンプ用品は安いものから高いものまで幅広く、また凝りだすときりがありません。例えば、テントに加えタープがあれば、食事スペースをより広く取れる、アウトドアワゴンがあれば荷物の運搬が楽になるなど、基本的にはお金をかけるほど便利になります。
これらは確かにあれば便利ですが、今回は初心者がキャンプをする上で、最低限不便はしないレベルのキャンプ用品を一式そろえる場合、いくらくらいかかるのかについて解説していきます。
テント
テントは1万円前後からありますが、あまりにも安いと雨に弱かったり、少しの強風で壊れてしまったりするかもしれません。きちんとしたメーカーの、しっかりした物であれば、大体3万円前後から購入が可能です。
それ以上のスペックのものについては、他のキャンプ用品も踏まえ、予算と相談しましょう。
チェア
チェアは本当に座れるだけで良いレベルなら1000円程度で、折りたためてある程度の安定感があるものであれば3000円くらい、ゆったりとして座り心地が良いものであれば、1万円を超えるものもあります。
キャンプでは食事はもちろん、座っている時間も少なくありませんので、ある程度の座り心地も必要です。合う合わないもありますので、実際に自分の目で見て座り心地を確かめてから決めるのが良いでしょう。
テーブル
テーブルは材質によって価格が異なります。材質はアルミ製、ステンレス製、木製などがありますが、木製テーブルがキャンプの雰囲気と合っていて人気が高いです。しかし、木製は比較的高額なため、まずはアルミ製でも良いかもしれません。
金額は2000~3000円くらいから数万円まで幅広いですが、あまりこだわりがなく、「取りあえず物がおければ良い」程度であれば3000円の物でも当面は使用できます。
寝袋
寝袋は真夏であれば無くても良いですが、春や秋にキャンプをするのであれば必要です。寝袋は1000円程度から販売されていますが、それは夏用ですので、きちんと暖が取れるレベルであれば5000円程度は必要です。
また、テントに寝袋だけだと場所によっては身体が痛くなりますので、寝袋と同等かもう少し安い値段のマットを購入しておくと良いでしょう。
バーベキューグリル
キャンプの楽しみと言えばバーベキューという人も多いかもしれません。バーベキューグリルは3000~4000円くらいから買えますが、熱で変形して数回で使えなくなることがあります。長く使おうと思えば、7000~8000円程度のものを購入するか、キャンプ場のレンタルを利用しても良いでしょう。
調理器具
キャンプで取る食事の内容に応じて、調理器具もそろえましょう。包丁、まな板、ガスコンロ、フライパン、鍋、食器、調味料、キッチンバサミなどの基本的なものから、ホットサンドメーカー、シングルバーナー、スキレットといった少し上級者向けのものまで、好みに応じて選択します。
金額は一概には言えませんが、最低限必要な物であれば、3000~4000円程度で十分そろえられます。
キャンプで最低限必要な物をそろえると6万円くらい
今回紹介した、キャンプをする上で最低限必要なものを、それなりのスペックでということでまとめると下記のとおりです。
・テント:3万円
・チェア:3000円
・テーブル:3000円
・寝袋:5000円
・マット:5000円
・バーベキューグリル:8000円
・調理器具:4000円
人によっては「マットはいらない」「ランタンは必要」「テーブルはもっと良い物がいい」などの考えはあるかと思いますが、今回紹介した、キャンプで必要な最低限の物の金額合計は5万8000円となりました。
あくまでも初心者向けの目安となりますので、気になる人は個別に調べてみましょう。
出典
一般社団法人日本オートキャンプ協会 「オートキャンプ白書2022」発売のお知らせ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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