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離れて暮らす親が亡くなった! どこの生命保険に加入しているか分からないけど確認はできないの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月20日 5時20分

離れて暮らす親が亡くなった! どこの生命保険に加入しているか分からないけど確認はできないの?

万が一の病気やけがなどへの備えとして、生命保険に加入している人は多いでしょう。ただ、離れて暮らす親がどのような生命保険に加入しているのか、把握している人は少ないのではないでしょうか。   親がどのような生命保険に加入しているかを把握していない場合は、親が亡くなった際に「保険金が受け取れない」というトラブルに発展する可能性があります。   そこで、この記事では生命保険の確認方法や役立つ制度について解説します。

親が加入している生命保険を確認する方法とは?

生命保険の保険金は、受取人による請求が必要です。親が加入している生命保険が分からない場合は、まず書類などを探してみてください。親の住まいが遠方にある場合は、兄弟や親戚など協力してくれる人を探して声をかけてみましょう。
 
例えば「保険証券」「契約内容のお知らせ」「生命保険料控除証明書」などをチェックすることで、加入している生命保険を調べられます。
 
また、預金通帳から引かれている保険料はないか、内容を確認しましょう。もしも書類や通帳を調べても分からない場合は、自宅内にある雑貨類から生命保険会社を割り出す方法もあります。生命保険会社によっては、契約者にノベルティを配ることがあるためです。
 
社名入りのカレンダーやタオル、クリアファイル、ペンなどの文房具が特に多くみられるため、確認してみましょう。社名が分かれば、窓口に連絡することで契約の状況を調べられます。
 

書類などが見当たらない場合は「生命保険契約照会制度」を利用しよう

書類や通帳、雑貨類などを調べても保険会社が分からない場合は、「生命保険契約照会制度」を利用することも検討してみてください。
 
生命保険契約照会制度とは、親族などの申請により「一般社団法人生命保険協会」を介して、各生命保険会社に保険契約の有無をまとめて照会できる制度のことです。
 
契約者、もしくは被保険者の生命保険契約における手がかりがなくなり、保険金の請求などが難しい場合に利用できます。従来は災害時の保険証書の紛失時などに限り照会できる仕組みでしたが、平時でもオンライン、もしくは郵送で照会が可能になりました。
 
生命保険契約照会制度は「平時において死亡した場合」「平時において認知判断能力が低下した場合」「災害で死亡もしくは行方不明となった場合」に照会できます。平時の場合は料金が発生し、オンラインもしくは郵送で照会の申請が可能です。災害時は料金がかからず無料です。電話を通じて照会の申請が行えます。
 
なお、申請後は料金の確認が行われ、その後それぞれの生命保険会社の契約状況が開示されます。期間は場合にもよりますが、おおむね2週間と考えておくとよいでしょう。
 
契約状況の開示後は、個別に各生命保険会社へ詳細な契約内容を確認します。契約が確認できたら、その生命保険会社の窓口に問い合わせを行い、保険金の請求手続きを始めます。ただし「財形保険契約」「財形年金保険契約」など、一部の保険契約は照会の対象外となる点に留意しましょう。
 

まずは書類の確認を! 分からないときは「生命保険契約照会制度」の利用を検討しよう

病気やけがなどは突然やってきます。離れて暮らす親が亡くなったり認知判断能力が低下したりすると、生命保険の契約の有無が分からず困ってしまいます。そのため、前もって生命保険について話を聞いておくことがベストといえるでしょう。
 
もしも事前確認が間に合わなかった場合は家族で協力し、書類などの手がかりを探してみることが大切です。それでも情報がない場合は、生命保険契約照会制度を利用する方法があります。
 
まずは落ち着いて手がかりを探し、そのうえで制度の利用を検討しましょう。
 

出典

政府広報オンライン 家族の生命保険契約を一括照会! どこの会社に加入しているか調べられます
一般社団法人生命保険協会 生命保険契約照会制度のご案内
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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