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社会人1年目から知っておきたいお金を増やす「投資」とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月20日 3時10分

社会人1年目から知っておきたいお金を増やす「投資」とは?

人生100年時代といわれるなか、給与や年金収入だけでは生涯、ゆとりある生活を送ることが難しくなってきています。社会人となった方は「貯める」だけでなく、「増やす」ことも前提に、将来のお金のことをしっかりと考えていく必要があります。   本記事では、社会人1年目の方に向けて、お金を「増やす」ための投資について解説します。

投資とは何か?

投資とは、将来有望な投資先(企業や国など)に株式や投資信託を通じて、お金を投じることです。投資先の企業の業績が好調で株価が上昇した場合は、利益を得ることができます。では、よく比較される投資と投機の違いは何でしょうか。
 
投資は有望な投資先に資金を投じ、投資先の成長を通して利益を得ることが目的ですが、投機とは相場の変動を利用して利益を狙うことです。自分の目標を明確にし、お金を手段ととらえ、目標達成のために始める投資に対して、投機は短期的にお金を増やすことが目的になりがちです。
 
社会人となった方が投資を始める場合、強みである時間を味方につけて、長期で投資を行うことが大切でしょう。そもそも、相場を読み取り、価格が安い日を狙って個別銘柄などを買うのは運用のプロでも至難の業だからです。
 

投資に回していいお金とは?

投資を始める前に、自分の手持ちのお金を以下の「4つの財布」に分けて考えてみましょう。
 

●1つ目の財布:生活資金(毎月かかる生活費)
●2つ目の財布:使用予定資金(結婚費用、子どもの教育費など、この先10年以内に使う予定の資金)
●3つ目の財布:緊急資金(病気やけが、災害など、万が一の際に備える資金。おおむね生活費の3ヶ月分程度が目安)
●4つ目の財布:余裕資金(10年以内に使う予定がない資金)

 
投資は対象商品の価格の変動によって、元本より増えることもあれば、損をすることもあります。そのため、投資に回すお金は余裕資金(10年以内に使う予定がない資金)としましょう。
 

投資信託から始める理由とは?

初めて投資を行う場合、真っ先に活用したいのが投資信託でしょう。
 
投資信託とは、投資家から集めたお金をまとめて、運用会社のファンドマネージャーが株式や債券、その他の商品に投資して運用します。また、投資信託は複数の投資対象に分散されているため、個別銘柄への投資よりリスクを軽減できます。
 
社会人となったばかりの方は、将来にわたって長い時間を投資に充てることができます。価格が安い日を狙って購入するのではなく、毎月定額の積立購入で資産形成していくことが望ましいでしょう。
 

まとめ

社会人1年目から、お金を「貯める」だけでなく、「増やす」ことも考えておきましょう。人生100年時代では、自分が働いて稼ぐだけでなく、「お金」にも働いてもらう「投資」を行うことも重要となりますが、正しい知識を身に付け、実行した人だけが投資の恩恵を受けることができます。
 
後で「あのとき始めておけばよかった」とならないように、まずは余裕資金で少額から投資をスタートしてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:廣重啓二郎
佐賀FPオフィス 代表、ファイナンシャルプランナー、一般社団法人日本相続支援士会理事、佐賀県金融広報アドバイザー、DCアドバイザー

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