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あまり知られていない日本の珍しい仕事5選。映画で話題となった仕事の年収も!

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月20日 9時40分

あまり知られていない日本の珍しい仕事5選。映画で話題となった仕事の年収も!

その職に就いたら、話のネタになること間違いなし! そんなふうに、世間一般にはあまり知られていない珍しい仕事が、日本には数多く存在します。   本記事では、社会問題となっている孤独死の現場と向かい合う過酷なものから、2022年に国家資格が施行されて今後の展開が楽しみなものまで、珍しい仕事を5種、ご紹介します。   一目置かれる変わった仕事をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

特殊清掃員

【年収:260~300万円くらい】
 
特殊清掃員とは、通常の清掃作業では対応できない、以下のような特殊な現場を処理する清掃員のことを指します。

・孤独死現場
・ゴミ屋敷
・水害現場
・火災現場
・多頭飼育崩壊現場

これらの現場の汚れは、市販の洗剤や掃除道具を用いた方法では対応できません。そこで、特殊清掃員による、特殊な薬剤を使用した清掃や除菌消毒、徹底消毒、床材などの解体が行われます。また、業者によっては、特殊清掃後のハウスクリーニングや遺品整理、家財撤去、ゴミの処分などを請け負うケースもあります。
 
特殊清掃員の平均年収は300〜400万円くらい。一般的な清掃員の平均年収200~250万円くらいを上回るものの、過酷な環境下での精神的・肉体的負担を考えれば、決して高いとはいえません。
 

臭気判定士

【年収:約340万円】
 
臭気判定士は、事業活動によって発生する悪臭を規制するための法律「悪臭防止法」の施行にあたって必要となる、臭気指数(臭いの強さを表す数値)などの測定業務を担う職業。測定に必要な知識を問う試験と嗅覚試験を合わせた、臭気判定士試験の合格者にのみ与えられる、国家資格です。2022年度の合格者は、受験者530名中113名、合格率は21.3%となっています。
 
臭気判定士の主な業務は、臭いの判定能力を試される「嗅覚検査」、臭いを採取する「試料採取」、臭いを判定する「判定試験」、データから臭いの強さを導き出す「臭気指数の算出」の四つです。
 
臭気判定士の年収は、全国平均でおよそ338万円。東京では500万円を上回る場合もあるなど、地域差がみられるようです。
 

潜水士

【年収:約431万円】
 
映画『海猿』で一躍有名となった潜水士は、水に潜って水中での調査や撮影、救助活動などを行う仕事です。潜水士になるためには、国家試験に合格する必要があります。国家試験の合格率は約80%といわれており、比較的難易度の低い資格といえるでしょう。
 
主な就職先として、民間企業や海上自衛隊、海上保安官、警察・消防の救助隊などが挙げられます。また、フリーランスで活動する人もいるそうです。
 
年収は就職先によって異なりますが、平均して600〜700万円程度。キャリアを積むことで、1000万円を超えるケースもあります。
 

ひよこ鑑別士

【年収:約500~600万円】
 
ひよこ鑑別士の正式名称は「初生雛(しょせいひな)鑑別師」。生まれたばかりのニワトリのヒナの性別を見分ける仕事です。ニワトリの飼育では、早期からオスとメスそれぞれに、目的別のエサを与える必要があるため、養鶏産業において、ひよこ鑑別士は非常に重要な存在となっています。
 
ひよこ鑑別士になるためには「初生雛鑑別師養成講習」で5ヶ月間の訓練、その後の実経験、さらに「公益社団法人畜産技術協会」の予備試験と高等考査の合格が必須です。
 
高収入とうわさされることもあるひよこ鑑別士ですが、実際の年収は500~600万円程度。国内登録者は、2018年で117名と少なく、高齢化によりさらに減少傾向にあるようです。
 

ドローン操縦士

【年収:約430万円】
 
ドローン操縦士は、ドローンの操縦によって、空撮や農業、災害救助など、さまざまな業務をサポートする仕事です。ドローンの操縦には、撮影技術や操縦技術の習得はもちろん、飛行禁止区域や飛行方法、航空法に関する理解などが求められます。
 
ドローン操縦士の年収は、約310〜500万円前後。薬剤散布、空撮、測量など、飛行目的によって収入に差があります。
 
これまで、ドローン操縦に関する資格は民間資格のみでしたが、2022年12月5日より、国家資格である「無人航空機操縦者技能証明制度(操縦ライセンス制度)」が開始されています。これに伴い、今後ドローン操縦士の年収にも変化が現れるかもしれません。
 

自分に合った社会的貢献性の高い仕事を探そう!

今回ご紹介した仕事以外にも、日本には社会貢献性の高い珍しい仕事が数多くあります。就く人が少ない珍しい仕事だからこそ、やりがいをより強く感じられることもあるでしょう。
 
就職・転職をお考えの方は、幅広い視野で、自分に合ったやりがいのある仕事を探してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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