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利用者急増中の「クラウドソーシング」|職種や収入や難易度を解説!

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月20日 10時30分

利用者急増中の「クラウドソーシング」|職種や収入や難易度を解説!

自分のライフスタイルに合わせて働くことができる「クラウドソーシング」。企業に就職したりパートに出たりする代わりに、クラウドソーシングを利用する方が少しずつ増えてきています。   とはいえ、初めて挑戦する場合「クラウドソーシングには、どんな仕事があるのか? どれくらい稼げるのか? 未経験者でも大丈夫?」と不安になる方もいらっしゃることでしょう。   そこで本記事では、クラウドソーシングで携われる仕事の種類・難易度・報酬の相場についてご紹介します。

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、ネット上で仕事を依頼・受注する業務形態です。
 
多くの企業・個人事業主がクライアントとして、仕事案件を依頼しています。また、フリーランサー・主婦・学生など、さまざまな立場の人たちが、クラウドソーシングを活用して収入を得ています。無料で登録できる場合が多く、気軽に挑戦しやすいことも、人気の理由だといえるでしょう。
 
クラウドソーシングには、さまざまな種類の仕事ジャンルがあり、自分の得意分野・経験を生かして仕事ができます。本項目では、クラウドソーシングで人気の仕事ジャンル・難易度・収入の相場についてご紹介します。
 

Webライター・コピーライター

Webライター・コピーライターは、クラウドソーシング内でも人気の仕事です。初心者が挑戦しやすい案件や、高いクオリティーを求められる案件まで、幅広く存在するので、未経験者からプロライターまで活躍しています。
 
募集される記事内容もバラエティーに富んでおり、ブログ記事・趣味に関する記事・商品紹介・医療・金融関係・YouTubeのシナリオなど、さまざまです。自分の趣味や経験を生かしてWebライターをスタートできるため、特別なスキルを持たない方でも、挑戦しやすいメリットがあります。
 
最初は報酬が低くても、働きながらWebライターのスキルを上げていくとよいでしょう。専門性の高い記事や質のよい記事を書けるようになると、収入が上がっていきます。
 
【図表1】

未経験者 挑戦しやすい
専門スキル SEO記事知識・基本的な文章力・リサーチ力など
相場(クラウドワークス調べ) 記事・Webコンテンツ:1文字1円〜

※筆者作成
 

エンジニア・プログラマー

クラウドソーシング内には、Web開発・システム開発・アプリ開発などの案件も豊富にあります。エンジニア・プログラマーが、自分のスキルを発揮して活躍できる場所です。専門性が高い業種のため、経験者やスキルを持っている人が、副業・フリーランスとして働けます。
 
クラウドソーシング内の案件の中では高単価のジャンルですが、エンジニア・プログラマーの仕事としては、単価が低いといわれることもあります。
 
しかし、ここはワーカーの腕の見せ所です。コミュニケーション能力を発揮してクライアントと交渉したり、高クオリティーのものを納品したりすれば、高収入を稼げる可能性も広がっていくことでしょう。
 
【図表2】

未経験者 専門性の高い分野
専門スキル ITに関する知識とスキル
相場(クラウドワークス調べ) サイト構築・Web構築:10万円〜
アプリ開発:30万円〜

※筆者作成
 

イラストレーター

イラストに関する案件も多く存在し、人気のジャンルです。日本大手のクラウドソーシングであるクラウドワークス内に多くの案件があるだけでなく、イラストに特化したコミッションサービス「SKIMA(スキマ)」が存在しているほど、需要のある分野です。
 
イラスト・アイコン制作・キャラクター制作など、多くの募集案件があります。例えばアイコン制作は、比較的簡単で単価も低く、初心者がトライしやすい案件です。
 
実績を積むと、オリジナルキャラクターの販売や、クライアントが特注したイラストを手がけられることもあり、相場も高くなります。隙間時間を使って自分の活動の場を広げたい方や、得意分野を生かして副業をしたい方が活動できる場所です。
 
【図表3】

未経験者 挑戦できる
専門スキル イラストに関する基本的な知識・イラスト作成ツールを使いこなすスキル
相場(クラウドワークス調べ) アイコン・イラスト作成:3万円〜
キャラクター・デザイン:7万円〜

※筆者作成
 

Webデザイナー

Webデザイナーは、ホームページのデザイン・ロゴ・バナーの作成に携わります。特別な資格は求められませんが、経験者やスキルを持っている人が有利なジャンルです。
 
一方で、Webデザイナーとしての勤務経験がない方でも、デザインに興味があり、独学で使い方をマスターされる場合も少なくありません。実際に、未経験者が努力してスキルを磨き、クラウドソーシングを介して仕事を受注する方もいらっしゃいます。
 
副業や趣味の一環で仕事を開始し、ある程度収入を得られるようになってから、フリーランサーとして独立することもできるでしょう。
 
【図表4】

未経験者 簡単ではないが、スキルを身につけるなら可能
専門スキル デザインに関する基本知識・Illustrator・Canvaなどのツールを使いこなすスキル・色に関する知識
相場(クラウドワークス調べ) LP制作:10万円〜
Webデザイン:5万円〜

※筆者作成
 

クラウドソーシングは稼げるの?

フリーランサーとして生活をするには、ある程度の収入が必要です。「生計を立てるために、クラウドソーシングのみで仕事をすることは可能?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
 
フリーランス白書2022年の調査によると、多くのフリーランサーは、人脈・過去の取り引き先を通して仕事を受注しています。クラウドソーシングで仕事を受注するのは、全体の15.3%、クラウドソーシングからの収入が最も高いと答えた方は、6.1%という結果が出ています。クラウドソーシングのみを利用して生計を立てているフリーランサーは、全体的にみると、多くないといえるでしょう。
 
しかし、クラウドソーシングに登録しているのは、フリーランサーだけではありません。副業やパートとして仕事をしている方も多く、重要な収入源となっています。
 
また、クラウドソーシングに注目する企業が増えてきており、年々利用者が増えていることは事実です。今後フリーランサーにとって、より働きやすい場所になることを期待しましょう。
 

まとめ

場所を選ばず作業ができて、自分のライフスタイルに合わせて働けることから、今後ますますクラウドソーシングが注目されるでしょう。クラウドソーシングの利用を主な収入源として生計を立てるためには、課題点もありますが、ほかの方法と併用して、上手に活用するならば十分な収入源になります。 
 
クラウドソーシングは、自分がすでに持っている経験やスキルを生かしたり、新しいことにチャレンジしたりできる場所です。クラウドソーシングを上手に利用すると、思ってもみなかった自分の可能性と出合い、プライベートも仕事も充実するでしょう。
 

出典

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 フリーランス白書2022
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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