年金機構から「黄色の手紙」が届きます。まだ無視してて大丈夫ですか?
ファイナンシャルフィールド / 2023年4月21日 2時20分
国民年金保険料の支払いは国民の義務ともいわれており、支払わなければならないものです。ただ、何らかの事情があり、支払いが難しくなってしまうこともあるでしょう。 支払いを無視していると、年金機構から「年金特別催告状」とよばれる黄色い手紙が届くことがあります。これは無視し続けても大丈夫なのでしょうか。 そこで、この記事では黄色い手紙を無視し続けるとどうなるのかについて解説します。
黄色い手紙(特別催告状)が届いたらどうすればいい?支払いはしなければならない?
結論からいうと、黄色い手紙は「特別催告状」であるため、無視せず中身を確認し、未納分の国民年金保険料を支払わなければなりません。
そもそも特別催告状とは、日本年金機構が国民年金保険料を滞納している人に対して送付する、いわゆる請求書をいいます。日本年金機構から請求書が送られてくるのは1度だけではなく、数回にわたることが通例です。
まず1度目に青色の封書、2度目に黄色の封書、3度目に赤色の封書が届きます。信号のように色が変わり、緊急性を示すような仕組みになっています。このような封書が届いたら、無視せず速やかに中身を確認することが肝要です。内容にしっかりと目を通し、期日内に未納分の国民年金保険料を支払いましょう。
黄色い手紙(特別催告状)を無視して国民年金保険料を支払わないとどうなるの?
特別催告状が届いても無視を続け、期限内に国民年金保険料を納付しないとどうなるのでしょうか。
この場合、次のステップとして国民年金未納保険料納付勧奨通知書という「最終催告状」が届きます。この最終催告状も無視して未納を続ける場合、やがて「督促状」が届きます。督促状の段階に進むと、国家権力を行使した強制徴収となるため注意が必要です。
なお、督促状は自分以外にも、配偶者および世帯主などの家族がいれば、その人にも送付されます。本人同様に支払いを無視すると差し押さえの対象となります。
そして、その督促状にも対応しない場合、始まるのが財産調査です。財産は給与・銀行預金・不動産・自動車などをはじめとする、換金できるさまざまな資産が含まれます。調査が終わると「差押予告通知書」が届き、予告なしに資産を差し押さえられます。
黄色い手紙(特別催告状)が届いても今すぐに支払いができない! 困ったときの対処法
特別催告状を無視して未納の状態を続けていると、最悪の場合、資産の差し押さえにまで発展する可能性があります。大切な資産を手放す事態にならないよう、特別催告状が届いたら速やかに対応しましょう。
ただし、場合によって差し押さえは避けたいものの「すぐに支払いができない」、「まとまったお金が手元にない」という人もいるかもしれません。このように、未納の国民年金保険料を「支払いたくても支払えない」という場合は、年金事務所や役所の窓口に相談してみましょう。
無視をせずに窓口に相談すれば、免除や猶予制度を利用できる場合があります。また、制度を利用できない場合でも、事情を説明して分納の相談に応じてもらえる可能性もあるでしょう。支払いができない場合でも決して無視はせず、相談などのアクションを取ることが重要です。
黄色い手紙(特別催告状)の放置は厳禁! 速やかに対処しよう
黄色い手紙は「特別催告状」とよばれるものであり、国民年金保険料の未納者に対して送付されます。
特別催告状を無視して未払いの状態を続けていると、やがて資産の差押えなどの事態を招く原因になります。特別催告状が届いたら速やかに中身を確認し、期限内に納付することが大切です。
もし納付が難しい場合は、年金事務所や役所の窓口に相談してみましょう。
出典
日本年金機構 日本年金機構の取り組み(国民年金保険料の強制徴収)
日本年金機構 国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
自分が将来もらえるかもわからない年金なんて払いません…保険料の未納を続けた現役世代のもとに年金機構から届く「ピンクの封筒」の恐ろしい正体
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月18日 8時45分
-
年金なんてバカにしていたよ。築60年の市営団地に住む「年金月2万円」80歳のおひとり様男性、「早く寿命が尽きれば…」と人生を大後悔
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月13日 7時15分
-
国民年金を「前納」していましたが、就職先の「厚生年金」に加入しました。前納分の保険料が「二重」で引かれているのですが、どうしたらよいのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月12日 1時30分
-
遅めの夏休みと一向に帰らない〈33歳ひとり息子〉だったが…年金2人で月28万円〈70代の両親〉が知る「驚愕の事実」。きっかけは日本年金機構から届いた「赤色の封筒」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月4日 5時15分
-
ヤバいことになった…月収40万円・33歳のフードデリバリー、日本年金機構から届いた「赤色の封筒」をガン無視。その先訪れる「恐ろしい出来事」に戦慄
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月30日 5時15分
ランキング
-
1春日部のイトーヨーカドーが閉店=「しんちゃん」のスーパーのモデル
時事通信 / 2024年11月24日 19時58分
-
2みずほ「楽天カードに出資」に透ける将来への布石 サービス協業や業務連携だけにとどまらない
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 7時30分
-
3トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
レスポンス / 2024年11月24日 18時30分
-
4異例の「ケーブル盗難でリフト運休」 スキーシーズン前に 捜査は継続中
乗りものニュース / 2024年11月24日 14時12分
-
5年収壁見直し、企業の9割賛成 撤廃や社保改革要請も
共同通信 / 2024年11月24日 16時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください