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【進学後】大学進学後に学費が「400万円」と知り不安に!今からでも奨学金を利用できる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月20日 11時10分

【進学後】大学進学後に学費が「400万円」と知り不安に!今からでも奨学金を利用できる?

大学進学後には学費が400万円かかってしまうことを考えると、不安になってしまいますが、奨学金を利用すれば、学費などの支払いに充てられます。しかし、日本学生支援機構の奨学金ではどれくらい借りられるのか、借りた後の返還はどうすればいいのかなど、不安もあるでしょう。   本記事では、日本学生支援機構で借りられる奨学金や、どのように返還するかについても解説します。

大学進学後の学費に奨学金を充てる

日本学生支援機構には、無利子での貸与になる第一種奨学金と、有利子での貸与になる第二種奨学金があり、基本的には、第一種奨学金のほうが貸与を受けるための条件は厳しいです。
 
また、第一種奨学金は、進学する大学が私立か国公立か、自宅から通うのか自宅外から通うのかなどの要素によって、貸与上限額が変わります。奨学金の利用を検討しているならば、大学進学後の状況に合わせて、どれくらい奨学金の貸与を受けられるのかを把握しておきましょう。
 
第一種奨学金では、私立大学に進学して自宅外から大学に通うならば最大で月額6万4000円であり、第二種奨学金では、最大で月額12万円の貸与を受けられます。
 
また、第一種奨学金と第二種奨学金は併用できるため、それぞれの受給要件を満たしていれば、第一種奨学金月額6万4000円+第二種奨学金12万円=18万4000円になります。年額で考えると18万4000円×12ヶ月(1年)=220万8000円で、4年間で考えると220万8000円×4年=883万2000円になります。
 

満額まで貸与を受ける必要はない

第一種奨学金も第二種奨学金も、給付されるわけではなく、あくまでも貸与になっているので、将来的には返還しなければなりません。貸与を受けた金額が多くなれば、将来の負担も大きくなるため、満額まで貸与を受けるのではなく、必要な額だけ受けることが大切です。
 
最初は多めに設定していて、必要ないと感じた場合や、最初は少なめに設定していて、もう少し必要だと感じた場合は、第一種奨学金も第二種奨学金も、月額変更ができます。
 
日本学生支援機構の奨学金で、月額変更を希望するならば、学校担当者に連絡して奨学金貸与月額変更願を受け取り、必要事項を記載して提出すれば問題ありません。奨学金貸与月額変更願の記入方法については、学校担当者に確認して、漏れなく記載したうえで提出しましょう。
 

貸与終了後に奨学金返還が始まる

日本学生支援機構の奨学金は、貸与終了後に返還が始まりますが、貸与終了の翌月から数えて7ヶ月目からの返還になります。奨学金返還は、口座振替によっておこなわれるため、返還日までに忘れずに入金しなければなりません。
 
在学中に、貸与終了後の返還に必要な手続きをおこなうため、日本学生支援機構からの通知や、大学からの奨学金返還に関する案内を見逃さないようにしましょう。
 
もしも、新社会人として働き始めてから、奨学金の返還が厳しいと感じた場合は、救済制度が活用できますので、速やかに日本学生支援機構に相談することが大切です。
 
救済制度では、毎月の返還額を2分の1、もしくは3分の1にしたり、返還自体を猶予してもらったりできます。奨学金の返還を滞納してしまうと、さまざまなデメリットが発生するため、滞納しないように行動することが大切です。
 

まとめ

大学進学後には学費が400万円必要であっても、日本学生支援機構の奨学金を活用すれば、学費などに充てられます。ただし、奨学金は将来的には返還が必要になるため、必要以上の貸与は受けずに、自分の経済状況にあった額を選択することが大切です。
 
奨学金は、大学などで勉強するためには必要になるケースも多いのですが、自分がどれくらいの貸与を受けるべきなのかを慎重に判断しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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