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子どもの水泳の月謝が「7000円」…このまま続けるべき? 辞める際の考え方を紹介

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月21日 10時0分

子どもの水泳の月謝が「7000円」…このまま続けるべき? 辞める際の考え方を紹介

子どもに習いごとを始めさせたものの、月謝の支払いの負担が重たく、できれば辞めさせたいと考える場合もあるでしょう。習いごとを辞めさせる際、子どもにどう切り出したらいいのか悩んでしまうことがあるかもしれません。   本記事では、子どもの習いごとにかかる月額平均費用や、継続すべきか辞めるべきかをどのように決めたらよいのか、ベストの選択肢に導くためのヒントをご紹介します。

子どもの習いごとはいくらぐらいかかる?

子どもの習いごとにかける月額平均は、株式会社バンダイの2019年の意識調査によると、3歳から6歳の未就学児が約8600円。小学生になると学年が上がるごとに金額が高くなる傾向にあり、高学年では1万5000円を超えています。全体の月額平均額は約1万3600円です。
 
種類別の割合では、水泳が41%、学習塾が27%、ピアノが24.9%と上位になっています。それぞれの月額平均費用は、水泳が約6400円、学習塾が約1万5300円、ピアノが約7200円です。
 
なお全国に展開しているコナミスポーツクラブの児童向けスイミングスクールの月謝は、週1回で約1万500円、2回(上級)にした場合、約1万3500円となります。また、入会に際しては登録料や会員証発行手数料などが別途かかります。
 

習いごとは始めやすく辞めづらい

習いごとは続けている限り月謝を支払わなければならないため、例えば上記水泳の平均費用に入会費を合わせた7000円などの金額が、家計において固定費としてかかってくることになります。
 
現在の習いごとの他に、塾などに通わせるようになると、その分の費用も家計を圧迫することになるため、将来の教育費の準備に心配がある場合には、辞めどきを見極める必要があるかもしれません。
 
とはいえ習いごとは一度始めると、子ども自身が嫌になっている場合を除いて、辞めさせるのが難しいかもしれません。
 
習いごとの成果を実感できていないとしても、そこに通うこと自体を楽しんでいる場合や、友達ができたことを楽しいと感じている場合もあります。反対に子どもが上達していれば、習いごとの成果が出ているため、なおさら辞めさせる理由を見つけるのが難しくなるでしょう。
 
また、習いごとを始める際には、周りにいる子育て経験者や友人に、おすすめの習いごとなどを聞くケースが一般的です。一方、辞めるかどうかを迷っている場合に他人の意見を聞いてしまうと、迷いがかえって深まることがあるため注意が必要です。
 
習いごとを辞めさせたい場合は、他人の意見に流されるのではなく、子どもと親でしっかりと話し合って決める方がよいでしょう。その際、家計を圧迫しているからと無理に辞めさせるのではなく、できるだけ子どもが納得できるよう、しっかりと話し合いの機会を持つことが大切です。
 
辞めどきとしては、小学校に入学する際や新学期になる前が節目となるため、習いごとの継続について切り出しやすい時期かもしれません。
 
このとき一方的に大人の事情を持ち出して説得するのでなく、例えば現在の習いごとについてどう感じているのか、楽しいのであれば何が楽しいのか、新学期で授業が増えた場合に習いごとで時間が限られてしまうがそれでもよいのかなど、子どもに対していろいろ尋ねてみるとよいでしょう。
 

子どものためにベストの選択は何か、本人との話し合いが大切

本当に好きで続けたいというのであれば、子どもの意志は尊重してあげたいものです。
 
一方、子どもの将来の教育費などを用意する必要を考えると、どちらが正解かは一概には言い切れないため、ベストの選択肢とは何なのかを子どもとしっかり話し合うことが大切です。
 
また、一度習いごとを始めてしまうと辞める際に苦労することがあるため、始める前にもよく確認することが大切でしょう。
 

出典

株式会社バンダイ 子どもの習い事に関する意識調査
コナミスポーツ株式会社 コナミスポーツクラブ本店 会費・利用料
 
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士

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