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企業年金をもらい忘れている人が約112万人!? 加入状況を確認するには?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月22日 1時30分

企業年金をもらい忘れている人が約112万人!? 加入状況を確認するには?

企業年金制度を導入している企業に勤務している会社員は、転職や離職をした場合に手続きが必要なのをご存じですか。そのままにしていると、将来企業年金をもらい忘れるだけでなく、せっかくの資金がムダになることもあります。そこで、本記事では企業年金のもらい忘れの現状と対策について解説します。

企業年金の加入状況を確認する方法

企業年金連合会によると、令和4年3月末の段階で企業年金の未請求は約112万件に上るということです。このうち請求書不達で約65万件、請求保留で約47万件です。
 
詳しくは後述しますが、せっかく加入していた企業年金を放置しておくことは、結果的に損するだけです。このような事態を防ぐためには、企業年金の状況についてあらかじめ把握しておく必要があります。
 
ここからは、企業年金の加入状況を確認する方法について紹介します。
 

企業年金連合会を経由して確認しよう

企業年金に加入していた場合には、企業年金連合会Webサイトにて加入記録の確認ができます。過去の勤務先で確実に企業年金に加入している場合には、企業年金連合会を経由して電話や文書での確認もできます。
 
一方、過去に加入していたかどうか分からない場合には、勤めていた勤務先へ確認する必要があります。
 
なお、企業年金と同じ制度で以前は厚生年金基金という制度がありました。厚生年金基金の加入者で、平成26年3月までに加入期間がおおむね10年未満で中途退職した場合は、企業年金連合会に年金原資と記録が移換され、将来企業年金連合会から年金が支給されることになっています。
 

企業年金を放置しているとどうなる?

過去に加入していた企業年金を放置していると、将来受け取れないだけでなく、せっかく貯まっていた年金原資からどんどん手数料が差し引かれていきます。そのため、もし心当たりがあるなら早めに加入状況を確認し、所定の手続きを進めましょう。
 

まとめ

企業年金に加入していた場合で、受給権が発生する前に離職した場合には必ず加入状況を確認し所定の手続きをしましょう。転職先や再就職先に企業年金があれば移管手続きが可能です。企業年金がない場合には、iDeCoへ移管することができます。いずれにせよ、まずは過去の加入状況について確認し、速やかに対応することがよいでしょう。
 

出典

企業年金連合会 連合会年金の未請求者の状況について
企業年金連合会 企業年金制度
企業年金連合会 あなたの企業年金、お忘れではありませんか
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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