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「認可保育園」と「無認可保育園」ってどっちが安いの? サービス内容の違いと費用を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月22日 22時50分

「認可保育園」と「無認可保育園」ってどっちが安いの? サービス内容の違いと費用を解説

保育園には、「認可保育園」と「無認可保育園(認可外保育園)」の2種類があります。認可の有無により施設の特徴も異なるため、入園先を決めるうえでも重要な要素となることでしょう。   そこで本記事では、認可保育園と無認可保育園の違いや費用について解説します。

認可保育園と無認可保育園のサービス内容の違いとは?

認可保育園と無認可保育園について、それぞれどのような特徴があるのかを確認していきましょう。
 

認可保育園の特徴

認可保育園とは、国からの認可を受けている保育施設のことです。そして、国や自治体から運営の補助が支給されているため、経営が安定しやすいなどの特徴があります。保育施設が認可を受けるにあたっては、保育士の人数や施設の面積などが法律による基準を満たしていなければなりません。
 
また、入園の際は保育指数(保育の必要度を点数化したもの)による選考がおこなわれます。そのため利用できるのは、共働きなどの理由により家庭での保育が困難な世帯が中心です。保育者が就労していない場合には、保育園と幼稚園の要素を併せ持つ認定こども園などを利用します。
 

無認可保育園の特徴

無認可保育園とは、国の認可基準を満たしていないものの、各都道府県の知事からの認可は受けている保育施設のことです。企業が福利厚生として設置している企業主導型保育園も、無認可保育園の一種です。また、認可保育園の基準に適合しているものの、独自の教育環境を整えるため、あえて無認可の状態を維持している施設もあります。
 
認可保育園と異なり、サービス内容や保育料、入園の条件(就労の有無など)が自由に設定でき、入園に際しては施設と直接契約します。
 

認可保育園と無認可保育園の費用の違いと選び方

認可保育園と無認可保育園には、費用面でも大きな違いがあります。

●認可保育園の保険料

●子どもの年齢や所得により決められている
●3〜5歳児および、0~2歳児の住民税非課税世帯は無償

●無認可保育園の保育料

●子どもの年齢や所得に関係なく施設が自由に設定している
●3~5歳児は月額3万7000円まで、0~2歳児のうち住民税非課税世帯は月額4万2000円まで無償

無償化の範囲は利用料のみで、入園料や給食費などは別途で発生します。そして、利用料が無償となる上限額も定められているので、無認可保育園のほうが費用負担は重くなることが多いでしょう。ただし保育園選びの際は、費用面だけでなくサービス内容なども比較しながら検討するのがポイントです。
 

認可保育園がおすすめの方

認可保育園は施設面積に対する厳しい基準があるため、広い園庭を有するといった特徴があります。園外に出掛けなくても安全に遊べるのも魅力的なポイントで、のびのびとした保育環境を希望する方におすすめです。
 
そして保育時間は11時間以内となっているため、職場が近いなど送迎時間を確保しやすい方も認可保育園が向いているでしょう。
 

無認可保育園がおすすめの方

無認可保育園は、特色あるサービスを実施している施設が多く、さまざまな家庭のニーズにも対応しています。例えば、認可保育園が開所していない早朝や夜間に預けたい場合は、無認可保育園がおすすめです。
 
このほか、リフレッシュや下の子どもの出産などで一時保育を利用したい方も、無認可保育園が適しているでしょう。
 

まとめ

認可保育園と無認可保育園の違いや、選び方のポイントについて解説しました。費用面では高くなることが多いものの、無認可保育園のほうが多様な保育ニーズに対応したり、利便性の高いエリアに所在していたりします。そのため、保育園選びの際はサービス内容や通いやすさも考慮して決めるとよいでしょう。
 

出典

内閣府 認定こども園
内閣府 幼児教育・保育の無償化について(日本語)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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