GW間近！飛行機の座席をお得にグレードアップさせる方法！

日本政府観光局の調査によると、2023年2月までに、約98万人が旅行や出張などで出国しており、今年はさらに、昨年よりも海外旅行の需要が高まることが予想されます。   海外への旅行や出張を控えている方のなかには、エコノミーからビジネスクラスにアップグレードして、快適に移動したいと考える方もいるのではないでしょうか。   この記事では、時期によっては、エコノミーの5倍以上の料金にもなるビジネスクラスに、よりお得にアップグレードする方法をご紹介します。

ビジネスクラスに座席のランクを上げるとどうなる？

エコノミーとビジネスクラスにおけるサービスの、主な違いを以下にまとめました。
 

 
※公式サイトをもとに筆者作成
 
ビジネスクラスにアップグレードすると、出国前に、ラウンジで軽食やお酒を楽しみながら、優雅なひとときが過ごせます。
 
また機内では、ゆとりのあるシートで、上質な食事や睡眠がとれるので、心身共にしっかりとリラックスできて、到着後すぐに活動を始められるほか、仕事のパフォーマンスにも大きく影響するでしょう。
 

座席をアップグレードするための条件

エコノミーの航空券でも、基本的にアップグレードが可能なのは、払い戻しや予約変更ができるチケットです。
 
一方、予約変更ができない最安値の航空券や、一部パッケージツアーで予約した航空券は、アップグレードできません。
 
アップグレードを検討するなら、予約時に、座席のクラスが変えられる航空券を購入しておきましょう。
 

通常価格よりお得に座席をアップグレードする方法

飛行機の座席をアップグレードする方法は、以下の三つです。
 

●マイルを使う
●オークションに参加する
●チェックイン時に問い合わせる

 
実行しやすい方法から紹介しますので、参考にしてください。
 

マイルを使う

マイルは、普段の買い物などで貯められて、ポイント払いのようにアップグレードのときに使えるため、お得です。
 
仮に、1ヶ月間の生活費20万円をJALカードで支払うと、1年間で貯まるのは1万2000マイルとなります。これは、日本から韓国・中国・グアムへの片道旅券を、エコノミーからビジネスクラスへ、無料でアップグレードするのに必要なマイル数と同じです。
 
また、各クレジット会社のポイントを、JALマイルに交換できるプログラムもあります。以下のポイントを引き換えることができます。
 

●Pontaポイント
●dポイント（ドコモ）
●ときめきポイント（イオン）
●JRE POINT（ＪＲ東日本）
●ビックポイント（ビックカメラ）
●JTBトラベルポイント（JTB）
●TOKYU POINT（東急グループ）
●小田急ポイント（小田急グループ）
●タイムズポイント（タイムズ）

 
日常生活でカードやポイントを活用して貯めたマイルを使ってアップグレードできるので、多くの方が実践しやすい方法といえるでしょう。
 

オークションに参加する

希望の入札額を提示して、落札できれば、アップグレードができる仕組みです。ただしオークションは、正規料金より安くなる可能性はあるものの、競売形式で価格が決まるため、期待した金額で落札できるとは限りません。
 
また、同金額で複数人が入札した場合は、航空券の予約クラス・会員ステータス・オークション参加日時などが判断の基準となります。
 
予算内でアップグレードしたい方には、オークションは有効な方法でしょう。
 

チェックイン時に問い合わせる

座席の空き状況によっては、当日のカウンターで、アップグレードを受け付けてくれる場合があります。
 
ANAでは、エコノミーが満席のときにアップグレードを募集することがあり、正規運賃より安い追加料金で、ビジネスクラスに変更が可能です。
 
JALでは、エコノミーから、プレミアムエコノミーやビジネスクラスにアップグレードができる「空港当日申し込みサービス」があります。
 
事前に、Webサイトで空席情報を見たり、空港に早めに行って問い合わせたりすると、アップグレードのチャンスがあるかもしれません。
 

ワンランク上の座席で快適な旅を

より快適な旅を過ごすためには、移動時間にしっかり休息をとることも大事です。
 
マイルやポイント、さまざまなサービスを活用して、座席のアップグレードを検討してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー