【ねんきん定期便】最低限チェックしておいたほうがいいポイントは何?
ファイナンシャルフィールド / 2023年4月27日 3時0分
毎年誕生月になると、日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」。老後の生活を考える上で参考になるものです。しかし、どこをチェックすればよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。 そこで、最低限チェックしておきたいポイントを年齢ごとに紹介。あわせて、チェックした後の注意点も解説していきましょう。
最低限チェックしたい内容とは?
毎年、誕生月になると、日本年金機構からねんきん定期便が届きます。年齢によってねんきん定期便の形式と内容が異なるので注意しましょう。「50歳未満(35歳・45歳以外)」と「50歳以上(59歳以外)」の場合、ねんきん定期便ははがきで届きます。
最低限チェックしておきたいのは、「保険料納付額」「月別状況(直近13月)」「年金加入期間」のほか、50歳未満(35歳・45歳以外)の場合は「これまでの加入実績に応じた年金額」、50歳以上(59歳以外)の場合は「老齢年金の種類と見込額」です。
節目の年である「35歳・45歳・59歳」の場合、封書でねんきん定期便が届きます。封書版に記された年金記録は、はがき版よりも詳しい内容になっています。
最低限チェックしておきたいのは、「保険料納付額」「月別状況(全期間)」「年金加入期間」のほか、35歳・45歳の場合は「これまでの加入実績に応じた年金額」「これまでの年金加入履歴」、59歳の場合は「老齢年金の種類と見込額」「年金加入履歴」です。
チェックの際の注意点とは?
ねんきん定期便をチェックする際、注意したいことが2つあります。
1.年金加入記録に「もれ」や「誤り」がないか?
年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合、すぐに年金事務所に知らせましょう。というのも、「もれ」や「誤り」によって、老後に受け取ることができる年金額が減る可能性があるからです。
「年金加入記録回答票」に必要事項を記入し、家の近くの年金事務所に郵送、または持参しましょう。年金加入記録回答票は日本年金機構の公式サイトからダウンロードすることが可能です。
また、35歳・45歳・59歳の誕生月に送付されるねんきん定期便(封書)には、年金加入記録回答票と返信用封筒が入っています。
日本年金機構では、年金加入記録回答票に記入された内容に従い、調査・確認作業を行います。調査・確認作業が終われば、その結果を本人に通知。「もれ」や「誤り」があったと認められると、年金加入記録に統合されます。
2.ねんきん定期便に記された年金額=受給額ではない
ねんきん定期便に記された年金額はあくまでも「目安」で、必ず受け取れる金額ではありません。
年金額は、これまでの加入実績に基づき算出されていますが、今後、年金制度が改正されたり、転職や失業によって年金の加入状況が変わったりする可能性があります。そのため、年金額は変わるかもしれないと考えて、老後生活を設計するようにしましょう。
ねんきん定期便を確認して老後生活を設計しよう!
ねんきん定期便を受け取ったら、「保険料納付額」「月別状況」「年金加入期間」などをチェックするようにしましょう。
もし「もれ」や「誤り」がある場合、老後に受け取れる年金額が減る可能性があります。「年金加入記録回答票」に必要事項を記入し、家の近くの年金事務所に郵送または持参しましょう。
また、年金額はあくまでも目安です。今後、年金制度が改正されたり、転職や失業によって年金の加入状況が変わったりすれば、年金額は変わるかもしれません。それを踏まえて、老後生活を計画することが大切です。
出典
日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構 年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合
日本年金機構 Qねんきん定期便に表示されている年金額は、将来必ず受け取ることができる金額ですか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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