【実録】歌舞伎町に週3で通い、使った総額は400万「離婚して自由の身になった。貯金はたくさんあった。」
ファイナンシャルフィールド / 2023年4月25日 23時10分
当時、広告代理店で営業マンとして活躍していたDさん。大型案件を受注してからはクライアントのもとへ頻繁に訪れ、打ち合わせを行っていたそうです。場所は新宿。そのときのお客さんは大のキャバクラ好きだったそう。打ち合わせしたり、食事をしたりするなかで、夜遊びの情報を教えてもらうこともよくあったといいます。ちょうどその頃Dさんは離婚をし、独り身になっていたそうです。
離婚して羽が生えた。前職で貯めたお金をつかい、キャバクラに通う日々
Dさんは当時を振り返り、このように語ります。
「離婚したというのがやはり一番大きな理由ですが、自由の身になったことで、羽が生えてしまったんです。その当時働いていた会社の前職では、遊ぶ暇もないほど忙しかったこともあり、いつのまにか貯金はたくさんできていました」
Dさん、Dさんのお客さん、その部下2名の合計4名は、週二三回のペースで夜の歌舞伎町へ出掛けるようになりました。当時、クライアントの社内では「夜遊び四天王」と呼ばれていたそうで、
「歌舞伎町のキャッチのお兄さんは全員知り合い、といっても過言ではありませんでした。いきつけのキャバクラではいつもお金を落としていたので、僕らが入ってくると、女の子たちが駆け寄ってくるんです。そんな状況が楽しくて、お金に糸目をつけない日々が始まりました」
Dさんは夜遊びの楽しさに目覚めたといいます。
かっこつけたいので、支払いは持ち回り。借金していく人の気持ちがわかった
一件目のガールズバーで助走をつけ、二件目はキャバクラへ。そんな日々がしばらく続きました。
「やっぱりかっこつけたいので支払いは持ち回りにして、一人が払うという遊び方をしていました。『あぁ人間ってこんなふうに借金していくんだなぁ』と思いました。もちろん自分に借金はありませんでしたが、このままではヤバいと感じていました。」
時には新宿二丁目のバーで気分転換をすることもあったそうです。
「新宿二丁目のバーは気を遣わずに、楽しめるのがいいんですよね。見栄張ったりする必要はないので、ガールズバーやキャバクラとはまた違った魅力があるんです」
約2年遊び続けて気づいた、寂しさとむなしさ
歌舞伎町へ通う日々は約2年間続きましたが、ある日ふと冷静になってしまったそうです。
「遊んでいるときは楽しいのですが、後に何かが残るわけではありません。遊ぶことに飽きたというのもありますが、ある日むなしさを感じました。この2年間はなんだったんだっけと冷静になってしまったんです」
それからしばらくたって、Dさんは再婚することになりました。今では息子さんにも恵まれ、幸せな日々を送っています。
「今は息子と22時に就寝する日々ですが、こっちのほうが充実感があります。新宿二丁目のバーのキャストたちを10人くらい連れて歌舞伎町のつるとんたんへ行ったことが、今では懐かしい思い出です。」
Dさんはこのような日々を通して、お金の使い方を学んだといいます。
「もう遊びたいとは思わないんですか?」
そう聞くと、「歌舞伎町は遊びつくしました」と返事がありました。夜の街で遊びつくした今、Dさんが幻想に惑わされることはもうありません。
「でも今でも若いやつと飲み比べをして、負ける気はしません。むしろ酒には強くなっていく一方ですよ」
Dさんはそう言って、太鼓腹を揺らし、豪快に笑います。
コロナも5類となり、経済も動き始めましたが、夜遊びは節度を持って行うことが大切ですね。もし同じような状況になっている方がいましたら、ぜひDさんの体験を参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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