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【ブラックリスト】「奨学金滞納」は信用情報にキズがつく!?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月28日 3時40分

【ブラックリスト】「奨学金滞納」は信用情報にキズがつく!?

多くの学生が、大学進学時などに奨学金を活用して進学していますが、貸与終了後には、毎月決まった金額を返還しなければなりません。日本学生支援機構の奨学金は、最長20年間をかけて返済ができるため、ほかのローンなどと比較しても、返還のハードルは比較的低いでしょう。   しかし、奨学金の返還ができずに滞納を続けてしまえば、信用情報にキズがついてしまいます。   本記事では、奨学金を滞納して信用情報にキズがついた場合には、どのような影響があるのかについて解説します。

奨学金滞納で信用情報にキズがつくケース

奨学金の返還は、決まった日時に決まった金額が口座から引き落とされるため、忘れずに引き落とし口座への入金が必要になります。口座残高が引き落とし金額に足りていない場合、奨学金の返還ができないため、滞納扱いになりますので注意しましょう。
 
しかし、忙しかったり、口座残高が足りていると勘違いしたりして、滞納してしまうケースは少なくありません。日本学生支援機構では、滞納が1回目であれば大きな問題にはなりませんが、滞納が3ヶ月連続した際には、個人信用情報機関に個人情報を登録します。
 
個人信用情報機関に登録される情報としては、氏名・住所・生年月日・電話番号・勤務先などが挙げられ、個人が特定できる内容が登録されます。日本学生支援機構からは、奨学金滞納の旨が電話や書面によって通知されるため、通知を無視して滞納を続けているのは、返還の意思がないからと判断されるでしょう。
 
ただし、信用情報にキズがついた後でも、しっかりと返還を続けていれば、奨学金が返還完了した5年後には削除されます。
 

信用情報にキズがつくとどうなるか

信用情報にキズがついてしまうと、どうなるのかについてはあまり知られていませんが、日常生活にも、さまざまな影響を与えることは理解しておきましょう。信用情報は、クレジットカード作成や、金融機関でのローン申し込み時などの審査にも使われるため、信用情報にキズがついている人間は、経済的に信用ができないと判断されます。
 
基本的に、経済的な約束を守っていれば、信用情報にキズがつくことはなく、つまり、キズがついているということは、過去に経済的な約束を守らなかったことの証明となってしまいます。クレジットカードやローンは信用によって成り立っているため、経済的な信用が低い人物には、審査が厳しくなってしまいます。
 
将来的に、車や家などを購入しようと考えて、ローンの申し込みをしても審査に通らず、自分がやりたいと思ったことができないかもしれません。信用情報にキズがつくことは、大きな問題ではないと考える人もいますが、経済的信用を落とすことは、大問題につながる可能性があります。
 

奨学金返還が厳しい場合

奨学金の返還は、貸与終了後6ヶ月たってから始まり、リレー口座に指定された金額を入金しておけば、返還できる仕組みになっています。ただし、大学卒業後に就職して、一人暮らしをしていると、思ったよりも生活に余裕がなくなって、返還ができなくなるケースは少なくありません。
 
そうした場合は、返還できないからといって、日本学生支援機構からの連絡などを無視するのではなく、日本学生支援機構に、返還が厳しい旨を伝えることが大切です。
 
日本学生支援機構では、返還が難しい場合には、書類を提出すれば、返還を猶予してもらえたり、返還が免除されたりする制度が整えられています。奨学金返還が厳しいと感じた際には、少しでも早く、日本学生支援機構に相談しましょう。
 

まとめ

奨学金の滞納は信用情報にキズがついてしまうため、将来的に、クレジットカード作成やローン申し込み時の審査が厳しくなります。日本学生支援機構では、奨学金返還が厳しい場合に、返還猶予などにも対応してもらえますので、早めに相談することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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