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自分だけは大丈夫、と思わないで!巧妙化する詐欺の手口とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月27日 9時40分

自分だけは大丈夫、と思わないで!巧妙化する詐欺の手口とは?

自分だけは大丈夫と思っている人も多いですが、気づかないうちに被害にあっているのが詐欺です。   詐欺の手口は巧妙で、インターネットやスマートフォンの普及により、ますます手が込んだものも増えてきました。従来では考えられなかったような詐欺のケースもあり注意が必要です。

詐欺の手口は変化している

詐欺の手口と言われて思い浮かぶのが、「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」などでしょう。特殊詐欺と呼ばれるもので、見ず知らずの若者が高齢者の自宅に電話をかけて、「俺だよ、俺」と孫のふりをしてお金を騙し取る手口です。
 
電話だけではなく、ハガキやメールを使って偽の料金を請求する架空請求詐欺、役所の人間になりすまし、保険金や還付金が返ってくるなどと誘導してATMからお金を振り込ませる還付金詐欺などもよく聞く手口といえるでしょう。
 
オレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺などにおける共通点として、ターゲットが高齢者ということがあげられます。
 
インターネットやスマートフォンを使い慣れていない年齢層の人に電話や手紙などでアプローチし、対面することなく相手を安心させてお金を振り込ませたり、親族のふりをして緊急に資金が必要だと訴え動揺させたりしてお金を引き出させます。
 
還付金詐欺の場合は、職員や役所の人間を装い通帳や銀行のカードを騙し取るケースもあります。ニュースで報道されるような手口以外にも最近の詐欺はさらに変化していて、私たちの知らない間に身近に危険が迫っていることも少なくありません。
 

今はお金持ちだけが詐欺に狙われる時代ではない

昨今では特殊詐欺の種類も広がり、従来のような高齢者およびお金を持っている人だけが狙われるわけではなくなってきました。
 
一般の人でもターゲットとなり、お金がなくても少額を払わせて数を稼ぐやり方や、コンビニで手に入るプリペイド式のギフトカードなどを利用してお金を送金させる手口も増えてきたのです。
 
さらに、SNSが発達したことも大きな影響を与えています。SNSを利用することで詐欺のターゲットは大幅に広がりました。
 
例えば、結婚詐欺などもSNSを使って大きく変化しています。マッチングアプリが出会いや恋愛、結婚のきっかけとして普及している現在ですが、マッチングアプリを通して出会った人とのメッセージや電話でのやり取りの中で詐欺にあうケースも少なくありません。
 
本気で結婚相手を探している人に、「運命の人に出会えた」、「これからはずっと一緒」などと言葉をかけ信用させたところで「ビジネスの資金が足りない」、「大切な取引に失敗してしまった」とお金の相談を持ちかけるのです。
 
相手のことを信頼しきっている場合、なんとかして助けになりたいと、たとえ一度も会っていない人であっても自分が払えるお金をすべて渡してしまいます。お金を渡したとたんに連絡が取れなくなるといった被害は枚挙にいとまがありません。
 

手口を知るのではなく知らない人を警戒することが大切

詐欺の手口は、日々変わります。多くの人がオレオレ詐欺を知っているように、1つの手口が広く知れ渡ってしまえば、新たな手口が生まれ被害者が出ます。詐欺に遭わないためには、詐欺の手口についてを知ることではなく、知らない人から連絡が来たときに警戒することが大切です。
 
見ず知らずの人からうまい話を持ちかけられたり、銀行口座に関する情報やクレジットカード情報などを聞かれたりしたらすぐには答えないようにしましょう。
 
家族の話を持ち出して動転させるようなことを言われても、1度冷静になってください。そして相手の連絡先を自分で調べて本人かどうか、言われたことが真実かどうかを確認しましょう。
 

出典

トピックスIII 特殊詐欺の手口の変遷と警察の取組
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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