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東京で「水道水」は飲んでも大丈夫?「ミネラルウォーター」だとコスパ悪い?

ファイナンシャルフィールド / 2023年4月27日 10時10分

東京で「水道水」は飲んでも大丈夫?「ミネラルウォーター」だとコスパ悪い?

水道水は手軽に飲めるものの、そもそも東京都の水道水は飲んでも大丈夫なのか気になっている人もいるかもしれません。身体に悪影響はないのか、不安に感じている人もいるでしょう。   そのような人に向けて、東京都の水道水は品質的に飲んでも問題がないかどうかをはじめ、水道水のメリット・デメリット、ミネラルウォーターを買う場合のメリット・デメリットについて解説します。

東京の水道水は飲めるのか

東京都の水道水は厳しい安全基準をクリアしているため、そのまま飲んでも品質的な問題はありません。安全基準は水道法第4条に基づいて厚生労働省令によって定められたもので、具体的な項目としては水質基準項目・水質管理目標設定項目・要検討項目の3つが挙げられます。
 
水質基準項目とは、菌に関する規定を含めた水質検査の基準となる51個の内容から構成されたものです。なお、この基準をクリアしなければ次の審査に進むことはできません。
 
水質管理目標設定項目とは、今後水道水中で検出される可能性があるなど、留意しなくてはいけないとされる項目のことで27個の確認事項が設けられています。要検討項目は、46個の化学物質に関する内容が定められている項目です。この項目の内容については、必要な情報や知見の収集に努めていくべきだと定められています。
 
また、これら3つの基準のほかにも、東京都では、おいしさに関する水質目標・水安全計画・TOKYO高度品質プログラムといったオリジナルの水質基準や目標が定められているのです。東京都の水道水はこのような厳しい基準をクリアしたものであるため、安全性やおいしさについても安心して飲めるでしょう。
 

飲料水を水道水にするメリット・デメリット

飲料水を水道水にするメリットは、コストパフォーマンスが高い点が大きいでしょう。
 
東京都水道局の水道料金の計算方法(23区)を参考にして算出すると、呼び径20ミリメートルで使用水量が20立方メートルである場合、1ヶ月の1立方メートルあたりの水道料金は税込み140.8円となります。1立方メートルは1000リットルであるため、1リットルあたり約0.1円になることが分かるでしょう。
 
一方、デメリットとしては水道水には塩素が含まれているため、刺激に弱いアトピー性皮膚炎の人が摂取すると肌荒れがひどくなる可能性があることが挙げられます。また、乳幼児についても胃腸が弱く、水道水の刺激でおなかを壊す可能性があるため注意が必要です。
 

飲料水をミネラルウォーターにするメリット・デメリット

飲料水をミネラルウォーターにするメリットには、水道水では刺激が強いとされるアトピー性皮膚炎の人や乳幼児でも飲める点や、料理にも適する点などがあります。
 
一方、デメリットとしては、水道水を飲料水とする場合よりも費用がかかる点が挙げられるでしょう。コンビニの自社ブランドの2リットル天然水の値段を参考にすると100円前後で売られているケースが多く、その場合、1リットルあたり50円程度かかると算出することが可能です。
 
また、ペットボトルに入っているミネラルウォーターを購入する場合、ゴミが出てしまうなど、環境面での懸念もあります。
 

水道水はコストパフォーマンスが高い

本記事で解説したように、東京都の水道水は厳しい安全基準や東京都独自の目標をクリアしているため、安心して飲めるでしょう。コストパフォーマンスが高い点も水道水を飲むメリットといえます。一方で、刺激に弱い人には適していないなどの注意点もあるため、水道水を飲む場合は自分自身の体調を考慮しながら摂取することが大切です。
 

出典

東京都水道局 水道水質基準

東京都水道局 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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