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工場で働くと給与はどれくらいもらえる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年5月7日 23時0分

工場で働くと給与はどれくらいもらえる?

最近、半導体工場の日本進出のニュースなどをよく耳にしますが、実際に工場で働くといくらもらえるのか気になる方も多いのではないでしょうか?   本記事では工場で働くと給与はいくらぐらいもらえるのか、そしてそれは全産業の中で多いのか少ないのかについて解説しています。

まずは日本全国の平均給与から

工場の給与の前に、日本全国の平均的な給与を見ていきましょう。厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」によると、2021年の一般労働者の月間の平均賃金は男女計で30万7400円、男性だけでは33万7200円、女性だけでは25万3600円です。
 
今世紀始めの2001年は男女計で30万5800円、男性だけでは34万700円、女性だけでは22万2400円ですので、今世紀に入ってからはあまり変わっていないと言えるでしょう。
 
なお、ここでの賃金は所定内給与額の平均です。時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日出勤手当、宿日直手当、交替手当などは入っていません。
 

工場での賃金はいくらでしょうか?

続いて、工場での賃金を見ていきましょう。
 
製造業における男性の月間平均賃金は32万7600円、女性は23万7200円ですので、男性は平均よりやや低く、女性はやや高いという結果です。
 
ただ、工場は市場から求められた生産数を確保するために、休日や深夜などに稼働しているケースも多くあります。今回の賃金は時間外勤務手当や休日出勤手当、深夜勤務手当などは含みませんので、実際はもっと稼げ ているかもしれません。
 
工場勤務を検討している方は、事前に調べると良いでしょう。
 

工場は全国でどのくらいあるのでしょうか

経済産業省の「2020年 産業別統計表」によると、下記条件を満たす製造事業所は18万1877事業所あり、従業員数は771万7646人です。
 

【条件】

・従業者4人以上の製造事業所であること
・管理、補助的経済活動のみを行う事業所ではないこと
・製造品目別に出荷額が得られた事業所であること

 
また、総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2022年」によると、労働力人口(15 歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口)は、2022年平均で6902万人です。
 
その内約772万人が工場で働いていますので、日本で働く人のうち10%強が工場で働いていることとなります。
 

まとめ

工場で働く男性生産労働者の給与は全国平均より低く約27万円で、管理・事務・技術労働者は全国平均より高い約40万です。
 
とはいえ、これらは時間外勤務手当や休日出勤手当、深夜勤務手当などを含みません。また、当然ながら工場によって給与水準は異なります。気になる方は個別に確認するようにしましょう。
 

出典

厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
経済産業省 2020年 産業別統計表
総務省統計局 労働力調査(基本集計)2022年
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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